武藤英紀は、インディカー第4戦の予選の第2ステージに進み、今シーズンの自己ベストとなる11番グリッドを確保した。予選の第1ステージは2グループに分かれて行われ、各6人が勝ち上がるシステムだが、どちらの組に入るかはくじ引きで決定する。今回、武藤が入っていたグループ2は明らかに競争がより厳しい組であった。3回のプラクティス総合で1、3、4、5番手につけたドライバーが一緒だったのだ。しかし、武藤はその中で5番手につけるタイムをマークし、第2戦セント・ピーターズバーグに続いて2回目の第2ステージ進出を果たした。
武藤英紀 (11番)「オーバーステアが強いセッティングでドライビングは大変でしたが、マシンにはスピードがあったと思います。前回のレースでアタックする前にフルコース・コーションが出たので、今回は第1ステージの最初からソフトタイヤでいきました。ソフト、ソフトと続けて投入しましたが、最初の1セットはハードでよかったのかもしれません。あそこでソフトを1セット温存できていれば、第2ステージで1セットしかソフトを使わずに済み、ファイナルの6台に入れていました。今回は2戦続けての第1ステージ敗退をチームとしても避けたかったので、仕方のない作戦だったとは思います。明日の決勝に向けてはマシンのセッティングを変更して、乗り易いものにするつもりです」
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