F1は、過去の名勝負を配信する『F1 Rewind』で1994年のF1日本GPが4月22日(水)に無料配信する。新型コロナウイルスの世界的な大流行によって2020年のF1世界選手権のスタートが延期されるなか、F1は『F1 Rewind』と題して過去の名勝負を無料配信。今週末は1994年のF1日本GPがピックアップされた。当日はSNSであたかも現在レースが行われているかのような投稿が行われる。
1994年のドライバーズチャンピオン争いはベネトンのミハエル・シューマッハがウィリアムズのデイモン・ヒルを5ポイントリードして残り2戦を迎えた。このレースで差が10ポイントに拡がれば、最終戦を待たずシューマッハの初タイトルが決定する。決勝は、1987年の鈴鹿初開催以来初めてフルウェットコンディションでのレースとなった。スタート後に雨はより激しくなり、アクアプレーニングによりあちこちでスピンやコースアウトするマシンが続出。スピンした野田英樹がその後エンジントラブルを起こし最初のラップで姿を消し、翌周には3位を走るフィレンツェンがコースアウトし順位を落とし、3周目には「川」ができたホームストレート上でジョニー・ハーバート、井上隆智穂、片山右京が相次いでクラッシュし、足を痛めた片山はオフィシャルに抱えられながらピットレーンへ退避した。コース上が危険な状態になったと判断されたため、4周目から7周に渡ってセーフティーカーが出動した。上位はミハエル・シューマッハ、デイモン・ヒル、ジャン・アレジ、ナイジェル・マンセル、ハインツ=ハラルド・フレンツェン、ミカ・ハッキネンという隊列で走行した。レース再開後の13周目、ダンロップコーナー出口でフットワークのジャンニ・モルビデリがクラッシュ。直後に同じ場所でマクラーレンのマーティン・ブランドルもスピンし、タイヤバリアにクラッシュした。その際、モルビデリ車の撤去作業を行っていたコースマーシャルをブランドルのマシンが跳ね、マーシャルが脚を骨折する重傷を負ってしまう。コース上に救急車が入るためレースは赤旗中断となり、レースディレクターとチーム代表が集まって中止か続行かを議論した。結局、雨足が弱まるのを待って、25分後に2ヒート制で再開されることになった。2ヒート目は安全のためローリングスタートで再開された。赤旗の時点では、ミハエル・シューマッハが2位のデイモン・ヒルに6.8秒の差をつけてトップに立っていた。2ヒート制の場合、コース上の見かけ上の順位ではなく、両ヒートの合計タイムで最終順位が決定するタイムレースとなる。再スタート後もシューマッハが先行したが、ベネトンが予定通り2回ピットストップ作戦を遂行したのに対して、ウィリアムズはデイモン・ヒルのピットストップを1回にしてタイムの逆転を狙った。ミハエル・シューマッハは18周目に最初のピットストップを行うが、後続の車列に入ってしまいタイムを失った。デイモン・ヒルは25周目に最初で最後のピットインを行い、見かけ上でも合計タイムでもトップのままコースに復帰した。その後、搭載燃料の軽いシューマッハはペースを上げ、36周目には合計タイムでデイモン・ヒルを逆転したが、40周目に2回目のピットストップを行い、10周を残してデイモン・ヒルが14秒余り先行した。そして・・・1994年 F1日本GP 無料配信4月22日(水)20時UTC(日本時間27時)・F1公式Facebookhttps://www.facebook.com/Formula1/・F1公式YouTubeチャンネルhttps://www.youtube.com/user/Formula1/・F1公式サイトhttps://www.formula1.com この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿 - 2020年 4月月21日午前9時35分PDT
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