2022年 MotoGP 第17戦 タイGPの決勝レースが10月2日(日)にチャーン・インターナショナル・サーキットで行われ、ミゲール・オリベイラが優勝した。雨によりスタート時間が55分延遅となり、周回数が26ラップから25ラップに縮小された気温27度、路面温度29度のウェットコンディションの中、11番グリッドのミゲール・オリベイラが1ラップ目7番手、3ラップ目4番手、6ラップ目2番手、14ラップ目にはトップに飛び出し、第2戦インドネシアGP以来15戦ぶり2勝目、プレミアクラス5勝目を挙げ、総合11位から8位に浮上した。
ドゥカティ・レノボ・チームがダブルポディウム7番グリッドのジャック・ミラーは0.730秒差の2位。2戦連続8度目の表彰台を獲得すれば、ドライコンディションのウォームアップ走行で1番手に進出した3番グリッドのフランチェスコ・バニャイアは1.968秒差の3位に入り、2戦ぶり7度目の表彰台を獲得。ドゥカティのファクトリーチームが第12戦イギリスGP、第13戦オーストリアGPに続き、今季3度目のダブルポディウムを獲得。5番グリッドのヨハン・ザルコは、1ラップ目に9番手までポジションを落としたが、13ラップ目以降にファステストラップを連発して2.490秒差の4位まで挽回。6番グリッドのエネア・バスティアニーニは13.257秒差の6位。2番グリッドのホルヘ・マルティンは15.365秒差の9位。ポールポジションのマルコ・ベッツェッキは、スタート直後の1コーナーでコースアウトを喫してことからポジションを1つ降格するペナルティが科せられた後、33.466秒差の16位。21番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは18位。9番グリッドのルカ・マリーニは、5番手走行中の4ラップ目9コーナーで今季7度目の転倒を喫したが、最後まで走って23位。マルク・マルケス5位8番グリッドのマルク・マルケスは2.958秒差の5位。20番グリッドのアレックス・マルケスは14.861秒差の8位。7位だった第5戦ポルトガルGP以来今季2度目のシングルフィニッシュを果たせば、19番グリッドのポル・エスパルガロは14位。22番グリッドの長島哲太は51.346秒差の22位完走。アレイシ・エスパルガロ他車と接触してLLP17番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、1ラップ目に22番手後退したが、14.566秒差の7位まで挽回。13番グリッドのアレイシ・エスパルガロは、2ラップ目に他車と接触したことが原因で科せられたロングラップペナルティを10ラップ目に消化して10番手から14番手に後退した後、左側のエアロパッケージが破損した状態だったが19.041秒差の11位。12番グリッドのブラッド・ビンダーは、2ラップ目にイン側から進入してきた他車と接触し、弾かれた形で10番手から15番手まで後退したが、18.097秒差の10位。16番グリッドのラウール・フェルナンデェスは15位。今季4度目のポイント圏内に進出すれば、18番グリッドのレミー・ガードナーは、17番手走行中の12ラップ目1コーナーで今季11度目の転倒。10番グリッドのアレックス・リンスは19.659秒差の12位。24番グリッドのダニロ・ペトルッチは42.508秒差の20位完走。ファビオ・クアルタラロ、ポイント圏外14番グリッドのフランコ・モルビデリは22.439秒差の13位。今季初めてヤマハ勢の最高位でフィニッシュ。4番グリッドのファビオ・クアルタラロは34.072秒差の17位。今季3度目の0ポイントで終われば、15番グリッドのカル・クラッチローは19位。23番グリッドのダーリン・ビンダーは21位。チャンピオンシップ残り3戦75ポイントのタイトル争いにおいて、ポイントを稼げなかったポイントリーダーのファビオ・クアルタラロに対し、16ポイントを稼いだ総合2位フランチェスコ・バニャイアが2ポイント差に接近。総合3位アレイシ・エスパルガロは25ポイント差から20ポイント差、総合4位エネア・バスティアニーニは49ポイント差から39ポイント差、総合5位ジャック・ミラーは20ポイント差から40ポイント差に接近。次戦オーストラリアGP2週間後に2019年以来3年ぶりフィリップアイランド・サーキットで開催。10月14日に初日、15日に公式予選、16日に決勝レースが行われる。