F1のスポーティングディレクターを務めるウロス・ブラウンは、前戦F1モナコGPに多数の批判的の声が寄せられたことに対し、多くのアクションを期待するのは“あまりに短絡的”だとし、サーキットの特性上、他のグランプリと比較することはできないと語った。モンテカルロ市街地サーキットを舞台とするモナコGPはF1シーズンも最も華麗なレースのひとつだが、タイトなストリートサーキットという特性上、スリリングなレースに発展することはほとんどない。
ルイス・ハミルトン(メルセデス)、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、キミ・ライコネン(フェラーリ)といったチャンピオン経験さは、今年のF1モナコGPが近年のチャンピオンシップでも最も退屈なレースの一つだったと評している。フェルナンド・アロンソは「F1の歴史の中でも最も退屈なレースだったかもしれない」と述べ、ルイス・ハミルトンは、モンテカルロ市街地サーキットとF1モナコGPの大ファンだということを強調しつつも、レースでこのイベントに相応しいスペクタクルが見られるようにフォーマットを見直すべきだと述べている。だが、ロス・ブラウンはF1モナコGPで最も盛り上がるのは日曜日のメインイベントより前だと感じていると語る。「レースが退屈だというドライバーやF1関係者のコメントをたくさん耳にしたし、記事も読んだ」とロス・ブラウンはコメント。「アクションに満ちていたわけではないのは確かだ。タイヤが重要なファクターとなればなおさらだ。だが、モナコに数多のバトルやオーバーテイクを期待するのはあまりに短絡的すぎやしないだろうか?」とロス・ブラウンはコメント。「土曜日に行われる予選の独特なスペクタルとは真逆だ。20人のドライバーが人類では信じられないほどのスピードでバリアをかすめ、ときには衝突するというアクションに迫れる場所はここだけだ。我々は3,337メートルのコースを71秒前後で走る者たちを十分に評価していないのかもしれない」 ロス・ブラウンは、サーキットをどのように改善するかについてドライバーからのフィードバックは歓迎しているが、モナコは他の場所とは異なる見方をすべきだと考えている。「モナコは特別なレースであり、他と同じ基準で判断するべきではない。パドックや街の雰囲気、このイベントを取り巻く魅力が、このレースをユニークなものにしている。とは言え、我々がF1の未来に掲げている目標の一つは、新しいサーキットがより多くのオーバーテイクを可能にし、現行のサーキットが改善されるようにプロモーターやすべての出資者たちと協力して取り組んでいくことだ」「当然、ドライバーの意見は歓迎するし、ドアは常に開かれている。しかし、モナコで何かをしたければ海を埋め立てなければならないだろう、それは間違いなく我々のやるべきことではない」関連:【動画】 F1モナコGP 決勝ハイライト
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