2024年F1第6戦マイアミGPのスプリント予選で11番手以下だったドライバーの直前のスプリントを含めた土曜日のセッション後のコメント。スプリントで4位フィニッシュして今季初ポイントを獲得したダニエル・リカルド(RB)が、予選ではQ1配置で18番手に沈むなど、パルクフェルメを挟んで明暗が分かれる結果となった。リカルドは前戦で科された3グリッド降格ペナルティにより、最後尾からスタートする。
11番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)「コース上でフラストレーションの田丸一日だった。スプリントは1周目に他車と接触して最初のラップで終了した。不運な出来事だったけど、僕にできることはあまりなかった。予選では、マシンに必要なペースがなかった。わずかな差でQ3進出を逃したのは残念だけど、Q2を通して改善するのに苦労していたし、クルマに必要な自信を持てなかった。明日の決勝ではもう少しペースを上げて、マイアミでポイント争いができるようにしたい」12番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)「今日はチームとしてポジティブなことがたくさんあった。マシンのアップグレードは明らかに我々の期待通りに機能している。スプリントでは9位と、今シーズン最もポイントに近づいた。そして予選では、Q3進出まであとコンマ1秒というところまできた。自分たちの足りないところはわかっているし、トップ10とその周辺のギャップはとても小さいので、その部分を改善していかなければならない。Q1ではとてもいいフィーリングだったが、Q2ではフィーリングが変わってしまったので、分析し、さらに理解しなければならないことがある。進歩を感じているし、明日のレースでは今季初ポイントを狙う」13番手:エステバン・オコン(アルピーヌ)「今日は決してスムーズな一日ではなかったと言える。スプリントの最初にピットレーンで誤解があって、大きな代償を伴うミスを犯してしまった。チームと私はこのようなことを改善するために懸命に働くつもりだ。そのあとは忙しいレースになったけど、ポイント圏内から大きく外れてしまった。 目標はレースで戦い、前に進むこと。明日は全力を尽くして、可能な限りマシンの力を引き出し、できればポイント圏内に入りたい」14番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)「今日は何よりもタイヤが問題だった。予選の周回でも、タイヤでレースマネジメントをしなければならないことが多く、速く走れば速く走るほど遅くなってしまうような感じだった。直進スピードを上げるためにダウンフォースを下げて走ると、路面温度が高いので、11コーナーまでにタイヤがなくなってしまった。 コーナーでフロントタイヤがなくなってロックしてしまい、次のコーナーではリアタイヤがなくなってしまい、ちょっとトリッキーだった。明日は14番手から何ができるか見てみよう」15番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)「僕たちにとっては残念な一日だった。まずスプリントのスタートで1コーナーの進入でアクシデントがあり、その後明日のレースに向けて難しい予選セッションとなった。Q1とQ2では苦戦し、両セッションとも15番手に終わった。ペースがあまり良くなかったようで、今回はトップ10を争うグループから少し外れてしまった。スプリントレースから今回にかけてセットアップをいくつか変更したけど、それがうまくいかなかったようだ。明日は難しいレースになると思うけど、今夜のパフォーマンスを分析して、少しでもポイントを取り戻せるように努力する」16番手:バルテリ・ボッタス(ザウバー)「今朝のスプリントでは何も起こらなかった。スタート直後にトレインにはまってししまい、周回を通して進歩する余地があまり残されていなかった。スプリントでは、セットアップの面で学んだことを最大限に生かし、予選と決勝に備えた。その結果、セットアップの変更が功を奏し、今日の午後はマシンのフィーリングが格段に良くなった。1本目はきれいに走れたが、2本目は不運にもトラフィックに見舞われた。それでも、この週末を通して着実に改善し、Q2進出を100分の1秒という僅差で逃しただけだった。明日に向けてまだまだやるべきことはたくさんあるけど、今日の僕たちのペースはまずまずだったし、力強いスタートと良い戦略があれば、ポイント争いに加わることができるとポジティブに考えている」17番手:ローガン・サージェント(ウィリアムズ)「昨日を振り返ってみると、Q2進出のペースはあったし、今日もそれを出したかった。でも、コンマ1秒の差で何台ものマシンがひしめき合うような状況では簡単なことじゃない。セッションの間にクルマに加えた変更と自分の走りには正直満足している。明日もチャンスがあれば、いいレースをしたい。僕たちには多くのライバルを引き離すだけのペースとストレートスピードがあるし、それを最大限に生かすためにはトラックポジションをあげる必要がある」18番手:ダニエル・リカルド(RB)「とてもタフなスプリントだったけど、前を目指して戦うのはとても爽快だった。レースの大半でミラーにフェラーリのマシンが見えていたので、『勝負を受けて立つ、できることをやるぞ!』と意気込んでいた。カルロス・サインツを抑えたまま、レースの終わりが見えてきていたので、ポジションをキープできるかもしれないと思っていた。タイヤも余裕がなく、あらゆる点でスプリントレースだった。自分自身とチームを支え、信じてくれたすべての人を誇りに思う。とてもうれしいし、シーズン初めのころのレースを思えば、込み上げてくるものさえある。忍耐強くこのような結果に導いてくれた皆さんに感謝する。ここまでの大変な道のりを乗り越えたみんなにふさわしい結果だし、喜びもひとしおだ。これがスポーツというもので、予測不可能なことが多いし、時には状況が急変することもある。少なくとも私たちはチームと一緒に午前中を本当に楽しんだ。今日の午後はフラストレーションがたまるもので、スプリントで達成したこととは対照的で満足できない。昨日のSQ3でのランドのラップを見たけど、彼はラップ開始直後から苦労していて、ソフトタイヤでリアをスライドさせまくっていた。正直言って今日同じように感じた。ターン1の立ち上がりからスライドし始め、ラップの残り時間はどんどん悪くなっていった。今はまだ本当の説明はできない。いいクルマを持っていると感じているけど、Q1の最後の走行では、タイヤのグリップレベルが違っていたんだと思う。ウォームアップラップは問題なかったし、チー...