2023年F1第20戦メキシコGP(メキシコシティGP)の予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。エルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われた予選では、シャルル・ルクレールがポールポジション、カルロス・サインツが2番手とこれまでの週末で目立たなかったフェラーリが突然頭角を現した。3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続いた。
1番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「今日ポールポジションを獲得できるとは予想していなかった。FP3の後は劣勢に立たされているように見えたけど、Q3ですべてをまとめるとうまくいった。とはいえ、すでにレースに集中している。このポールポジションを勝利に変えたい。今週末はここまでのペースが良かったので、明日は何ができるか見てみよう」2番手:カルロス・サインツ(フェラーリ)「今日の予選セッションはかなり奇妙だったけど、チームにとっては素晴らしい結果だった! 僕たちにとってはあまりクリーンな週末ではなかったけど、Q3ではなんとかすべてをまとめて、レースに向けてフロントローのロックアウトすることができた。Q2ではトラフィックで敗退しそうになったけど、Q3のラップはいい感じだった。明日は簡単なレースではないので、集中力を切らさないようにしなければならない。気温とタイヤマネジメントが鍵になるだろう。でも、僕たちはみんなを抑えることができる可能な限りベストなポジションにいる。レースをしよう!」3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「ベストを尽くそうとしたけど、今日はあまりうまくいかなかった。標高が高いサーキットなのでグリップがとても弱く、いつものように予選でハードにプッシュするのは容易ではなかった。Q3ではバランスがパーフェクトとはいえず、あちこちでコンマ1秒の差につながってしまった。とはいえ、フェラーリとの差は開いておらず、明日は長いレースになる。自信はある。ポールポジションからスタートしたかったけど、第1コーナーでスリップストリームをうまく使えると思うので、何ができるかは検討してみる」4番手:ダニエル・リカルド(アルファタウリ)「予選の結果はとてもうれしい。4番手という結果は、予想の10番手以内を上回るもので、この週末が始まった時点でペースはよかった。アメリカGPの後、メキシコではいつも通りマシンセットアップを試してみて、少し違うマシンにしてみたところ、期待を超えるものだった。昨日は全力で取り組めてよかった。マシンに自信を持てた。パープルセクター(最速タイム)を記録したことも何度かある、常にトップ10入りは堅いマシンだ。予選が始まるまでは、Q3に進出できるかどうかは問題ではなかったのけど、予想を超えるグリッドを獲得できた。角田がとてもいい仕事をしてくれて、Q1とQ2でスリップストリームをつくってくれたことで、タイムがさらに0.1~0.2秒伸び、Q3では自分たちのペースを出すことができた。その観点では、結果につながるペースは持ち合わせていたということだ。最高でも7番手か6番手あたりを予想していたので、4番手はそれを大きく上まわる結果だった。チーム全員で喜ぶべき、すばらしい結果だ。このような結果はそうたびたびあることではないので、僕自身も喜びを十分に味わいたいところだ。明日はポイントがかかっているけど、スコアを大きく伸ばせるチャンスがあると思う。仕事の半分は終わったけど、第1コーナーまでの距離が長いので、落ち着いていいラインを取り、精一杯戦う」5番手:セルジオ・ペレス(レッドブル)「フェラーリのスピードは予想外で、どこから浮上してきたのかがわからなかった。全体的にクリーンラップで感触はよかったけど、予選ではいまひとつ伸び悩んだのが残念だった。理想通りにQ3でニュータイヤセットを使うことはできず、ユーズドタイヤのデメリットが大きすぎた。フロントかセカンドローを狙おうとしていたけど、それでも5番手につけている。明日はさまざまな展開があり得るので、前の4台をオーバーテイクしたいし、レースでは何が起こるか予想できない。長いレースになり、第1コーナーまでの距離が長いので、ここでオーバーテイクするのは非常に難しいけど、可能性はあるし、僕にはサポートしてくれる仲間がついている」6番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「週末ずっとクルマと格闘していて、運転するのはちょっとした悪夢だった。少しずつパフォーマンスをまとめていこうと努力しなければならなかったし、予選に向けて良い変更を加えたので、いいパフォーマンスができるようになった。クルマにはとても満足しています。Q1もQ2も悪くなかったし、特にQ2の2本目は良かった。でもクルマは本当にピーキーで、ウインドウに入るときもあれば入らないときもある。あの最終ラップではもう何も引き出すことができなかった。タイヤもブレーキもオーバーヒートするだろうから、周りのマシンとバトルするのは簡単じゃない。どんなレースになるかはまだわからないけど、ギリギリのレースになるだろうね」7番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「7番グリッド。序盤のペースは良かったし、Q1もQ2もまずまずだった。ただ、Q3ではグリップに苦しんだ。明日は何ができるか考えてみる。僕たちはまだ力強いポイントを争っている。このサーキットはいつもチャンスを与えてくれる」8番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「ポイントでは力強いペースの兆しを見せていたので、8番手で終えたのは少し残念だった。肝心なところで力を発揮できなかった。今日は一貫性に欠けていて、強い走りもあれば、そうでない走りもあって、混乱してしまった。最後の走行では、ニュータイヤを1セット用意してアウトラップで違うことを試みたが、うまくいかず、タイヤがウインドウに入らなかった。明日は8番手からは難しいだろう。ブレーキは管理が必要だし、PUの温度も常に課題だ。競争力を期待してここに来たので、レースで前進できることを願っているけど、簡単ではないだろう」9番手:バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)「特に1週間前の順位を考えると、2台ともQ3に進出できたのは素晴らしいことだ。チームの仕事の成果を本当に誇りに思う。今日はすべてがスムーズに進んだ。このトラックは間違いなく僕たちのクルマに非常によく合っているので、とても楽しかった。ファイナルラップの最終セクターでロックアップしたにもかかわらず、今日は僕たちのクルマの能力を最大限に発揮できたと思う。明日に...
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