元F1ドライバーでフォーミュラEドライバーのジェローム・ダンブロシオが、プレシーズンテスト中にメルセデスのガレージ内で目撃され、メルセデスF1チームの管理職就任の可能性があると言われている。F1TVがジェローム・ダンブロシオの存在とチーム内での役割の可能性について質問すると、メルセデスF1のチーム代表であるトト・ヴォルフは「彼はフォーミュラEにいて、チャンピオンシップで2位となったベンチュリのチーム代表を務めた」と答えた。
「彼は友人としてここにいる。彼は観察している。将来的には何かあるかもしれないが、まだない」ジェローム・ダンブロシオの加入は、ウィリアムズ・レーシングでF1チーム代表を務めるために戦略責任者の座を去ったジェームス・ボウルズが残した責任の一端を担うことになるだろう・ジェームス・ボウルズは、チーフストラテジストとしての仕事と並行して、若手ドライバーの指導にもあたっており、ダンブロシオはこのポジションに適していると考えられる。ダンブロシオは2011年にマルシャからF1に参戦した経験があり、翌年にはロータスから1回限りの出場を果たしてキャリアベストの13位を記録している。短いF1キャリアの後、このベルギー人はフォーミュラEに転向し、2014年から2020年にかけて3レースで優勝した。ダンブロシオはマネジメントの経験もあり、2021年にベンチュリー・フォーミュラEチームでスージー・ヴォルフの副チーム代表を務め、その後ヴォルフの後任として2022年のチームでフルタイムチーム代表を務めている。スージー・ヴォルフとジェローム・ダンブロシオの両名は、マセラティ傘下となる前にチームを去っている。