メルセデスF1は、2023年F1マシン『W14』のエンジンを初始動。最新F1パワーユニット『M14 Eパフォーマンス』のサウンドを公開した。新車の製造においてファイヤーアップは重要な一部。メルセデスF1チームは12月23日(金)、ブラックリーのファクトリーで2023年F1マシン『W14』のエンジンを初始動させた模様を動画で公開した。
2022年はメルセデスF1チームにとって厳しいシーズンとなった。コンストラクターズタイトルを8連覇してきたメルセデスF1は、グラウンドエフェクトカーに生まれ変わった新世代F1マシンで『ゼロポッド』と称された革新的なコンセプトを導入。しかし、メルセデスF1は、W13のポーパシング/バウンシングの解決策を見出す作業に追われ、最後から2戦目のF1ブラジルGPの新加入のジョージ・ラッセルの1勝のみにとどまってランキング3位に後退。16年目のF1キャリアで初めて未勝利に終わったルイス・ハミルトンは「二度と運転したくない」マシンだと酷評した。メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、2023年F1マシンであるW14では“DNA”が変わると語る。「来年はクルマのDNAが変わる。それは明らかだ」とトト・ヴォルフは語っている。「それは必ずしも、我々のボディワークが非常に異なって見えることを意味するわけではない。しかし、車のDNAの一部、車のアーキテクチャーは、来年には確実に変わることになる」


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