メルセデスF1代表 「F1歴史書の“衰退のスパイラル”には陥らない」

F1の歴史書は、支配的なチームが最終的に負けた後、何年も低迷する可能性があることをしばしば示しており、メルセデスは、今年の調子の落ち込みが一度限りではないリスクがあることを知っている。しかし、トト・ヴォルフは、なぜ他のトップチームが衰退したのかについて綿密な分析を行っており、それはメルセデスが他のトップチームの運命から逃れることができることを示していると語り、他のチームは、上級スタッフやドライバーの交代、またはエンジンパートナーの変更によって苦しんできたと考えている。だが、メルセデスは、最近の成功に導いた最高の人材を維持しているため、現時点で大きな懸念材料はないとトト・ヴォルフは語る。他のトップチームが直面しているような衰退を止めることについてトト・ヴォルフは「もちろん、我々はそれについて話している。 時代を支配したチームが突然パフォーマンスを失った過去の理由を分析している。そして、それをかなりうまく遡ることができている」とコメント。「レギュレーションの変更、去る人々、根本的に変わったタイヤ。我々は同じ組織、同じ能力、同じ財政的資金を持っている。そして、我々には共通点があり、それをたどることができると信じている」「我々はそのすべてを認識している。レギュレーションが変更された。我々はそれを間違えた。しかし、他のすべての柱はまだそのままだ。我々は、システムを調整し、理解する必要がある」トト・ヴォルフは、他のチームは組織に根本的な変更を加える必要があったため、回復に非常に時間がかかったが、メルセデスはそれを行う必要はないと考えているが、同様に、メルセデスが劣勢に陥った場合、事態は急速に進展する可能性があることを心に留めている。「フェラーリを例に挙げると、彼らはトップのリーダーシップと主要なドライバーを失ったことがわかる」とトト・ヴォルフは語る。「それを遡ればわかることだと思う」「レッドブルに関しては、パワーユニットのレギュレーションが逆に変更され、基本的にワークス契約がなくなったことが基本的な状況だった。つまり、基本的なパラメーターが変更された」「しかし、我々はそれを見て考えている。『気をつけたほうがいい。シーズンはあっという間に過ぎていくので気をつけたほうがいい。次のシーズンとその次のシーズンの後に振り返ってそうなっていてはいけない』とね」