メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、メルセデスがライバルのレッドブルとフェラーリと間の上位争い挑戦できない現状は「非常に苦痛」であることを認め、「謙虚さの実習」だと語る。メルセデスF1チームは、先週末のサウジアラビアGPでも苦戦を続け、ジョージ・ラッセルは決勝を5位で終えたものの、チームメイトのルイス・ハミルトンは10位でレースを終えた。
だが、決勝よりも土曜日の予選Q1でルイス・ハミルトンがノックアウトするという衝撃的な結果は、メルセデスF1の2022年が抱えている問題、特に慢性的なポーパシング(ポーポジズ現象)のの問題を解決するにはまだ程遠いことを示した。トト・ヴォルフは、スポーツのファンとしてレッドブルとフェラーリとの激しい戦いを見れることを喜んでいるが、チームオーナーとしては、メルセデスが8年ぶりに遅れをとっているのを見ることに苦しんでいると語る。「我々は上位での楽しいゲームの真っ只中にいたし、F1の利害関係者として話をし、素晴らしいショーの恩恵を受けた。それは見るのは本当に素晴らしいことだ」とトト・ヴォルフは語った。「しかし、その一方で、ラップタイムのかなりの不足が原因で、これらの楽しいゲームに参加できないとは非常に苦痛だ」「我々はその戦いに戻るまで休むつもりはない。しかし、あなたは絶対に正しい。まったく楽しいことではない。謙虚さの実習であり、最終的には我々を強くするだろう」先週末、ジョージ・ラッセルはメルセデスW13にはかなりのラップタイムが潜んでおり、問題を解決することで、ライバルのレッドブルとフェラーリに追いつくことができると考えているしかし、トト・ヴォルフは、メルセデスW13の真の相対的性能を評価することは困難だと認める。「我々は走らせたいように車を走らせることができていない」とトト・ヴォルフは語った。「したがって、車を低く走らせることができた場合のラップタイムの不足を実際に評価することは非常に困難だ」「今日見たものによりもギャップがはるかに近いことを強く望んでいる。しかし、至る所に赤字がある」