メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルグが、2022年F1開幕戦バーレーングランプリの決勝を振り返った。予選ではメルセデスF1の苦境が現実のものとなり、ルイス・ハミルトンが5番グリッド、ジョージ・ラッセルは9番グリッドからのスタートと厳しい展開が予想された。
しかし、レースでは優勝を争う競争力ことなかったものの、ミッドフィールドチームに対して明確な優位性をもっており、終了間際のレッドブルの2台のリタイアによって、結果的にルイス・ハミルトンが3位表彰台、ジョージ・ラッセルが4位と大量ポイントを獲得した。「今日、我々は予想以上の成績を収めた。レッドブル勢のDNFによるものだが、3位と4位は素晴らしい結果だ」とトト・ヴォルフはコメント。「ソフトタイヤにタイヤデグラデーションが出る前の純粋なペースでは我々は戦えるレベルにいた。ルクレールがいた場所は無理だが、他とは戦えていた。デグラデーションがあまりに大きく、今日はハードを装着することで違いを生み出そうとしたが、1周あたり1秒遅かったので、教訓を学ぶことになった」「今日はウイングをつけすぎてしまったと思う。ドラッグが大きすぎた。それは現時点でパーツが不足しているからだが、そこを改善して、トップ2のアドバンテージに対して前進させられることを願っている」「我々は本当にPU側にあらゆる手を打って、すべてのパフォーマンス向上を探す必要があるが、今日の直線速度ではウイングが問題だった。 現時点で、我々はトラックで5番手と6番手であり、巻き返しを図ろうとしているが、それは一日で実現できるものではない。我々はプッシュを続ける」