メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、マイケル・アンドレッティが2024年から参戦を目指す『アンドレッティ・グローバル』がF1で成功するには10億ドル(約1150億円)以上の巨額の投資が必要にあると考えている。米国のチームであるアンドレッティのオーナーであるマイケル・アンドレッティは先週、アンドレッティの名前をF1に戻すための取り組みが進行中であり、2024年のF1への参入を目指していることを確認した。
F1グリッドに参加したい新しいチームは、保護貿易主義者たちに2億ドル(約230億円)のエントリーフィーは支払うことが前提条件だ。だが、アンドレッティは、多額のその希釈防止費用がすでに準備されていると主張している。しかし、アンドレッティのF1参入の障壁のひとつは、克服するのがはるかに難しい。既存チームは、アンドレッティの2億ドルのエントリーフィーを均等に受け取る見通しがあったとしても、FIAとF1チームは新しいメンバーを受け入れることを躊躇している。メルセデスF1のチーム代表であるトト・ヴォルフは、特定の厳しい条件が満たされ、潜在的な新しいチームがF1のプラットフォームに付加価値をもたらせる場合、検討の余地があるかもしれないと語る。「アンドレッティは確かに重要な名前であり、アメリカ市場は重要だ」とトト・ヴォルフは語った。「参加するすべてのチームには付加価値が必要だ。2億ドルのエントリーフィーを支払うだけでなく、他のすべてのチーム、F1、FIAに何ができるかを示す必要がある。そうすればスポーツ成長するだけだ」「我々は絶対的な頂点だ。F1は、チャンピオンズリーグまたはNFLだ。そして、外でフランチャイズを再配布することは、本来あるべき姿ではない。それはF1やFIAの意図でもない」「しかし、優秀な人材と必要な資金を備えた本物のブランドである場合、最初からこのクラブでプレーしたいのであれば、2億ドルだけでなく、おそらく10億ドル以上が必要だ。それがあるならば、参入してもいいはずだ」