メルセデスF1のチーム代表トト・ヴォルフは、1月中旬に実施した新型コロナウイルス検査で陽性と診断されていたことを明かした。トト・ヴォルフは、無症状だったが、オーストリアで10日間の自己隔離を余儀なくされた。現在は、検疫期間を終え、2021年のF1世界選手権にむけて準備を進めている。
「我々はキッツビューエルに数日間滞在する予定だったが、そのあと何気なく新型コロナウイルスの検査を受けた。そして、10日間ここで自己隔離していた」とトト・ヴォルフはオーストリアのテレビに語った。「症状が悪化する可能性もあったが、ありがたいことに症状は見られなかった。現在は検疫から外れている」新型コロナウイルスのパンデミックは引き続き世界的な影響を及ぼしており、2020年には現役ドライバーのセルジオ・ペレス、ランス・ストロール、ルイス・ハミルトン、ウィリアムズのチーム代表サイモン・ロバース、ピレリのF1責任者マリオ・イゾラ、レッドブル・ホンダのスポーティングディレクターのジョナサン・ウィートリーが感染した。そして、この冬休みにはマクラーレンのランド・ノリス、そして、フェラーリのシャルル・ルクレールが新たに新型コロナウイルスに感染したが、二人とも症状は軽度だった。