メルセデスF1のチーム代表トト・ヴォルフは、話題となっているドライバーステータスについて言及。レッドブル・ホンダでもアレクサンダー・アルボンはマックス・フェルスタッペンを倒す決意があるはずだと語る。今年、ルイス・ハミルトンはミハエル・シューマッハの史上最多記録に並ぶ7回目のF1ワールドチャンピオンを目指すことになるが、ダブルタイトルを6連覇しているメルセデスF1は常にドライバーにレースをさせることを宣言しており、今年もそれは変わらないだろう。
トト・ヴォルフは、今シーズン序盤は両方のドライバーが同じチャンスを与えられ、その後、結果を見てメルセデスF1は1人のドライバーだけを支持するかどうか決定していくと語る。「それはパフォーマンスの結果次第だ」とトト・ヴォルフは Motorsport-Total.com に語った。「両方のドライバーは、シーズン序盤に常に同じオプションを与えられる。我々は彼らにワールドチャンピオンのためにドライブする機会を提供したいと思っている」最近のフェラーリのドライバー状況について語られることが多い。セバスチャン・ベッテルが2020年シーズン限りでフェラーリF1を離脱することを決意したのは、チームがシャルル・ルクレールをナンバー1として扱うことが原因だとも考えられている。しかし、トト・ヴォルフは、この問題はメルセデスとフェラーリだけのものではないと語る。レッドブル・ホンダでは、マックス・フェルスタッペンが明確なナンバー1であるというのが一般的な仮定だが、トト・ヴォルフは、アレクサンダー・アルボンがただチームメイトの隣にいるわけではないと感じていると語る。「若いアルボンも自分の名前を上げたいと思っているはずだ」とトト・ヴォルフは続ける。「すべてのレーシングドライバーが勝つことへの野心を持っており、そのようなナンバー1/ナンバー2の状況がうまくいくと想像するべきではない」「それは得ることができないのであれば、彼らはF1ドライバーにはならないだろう」