メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、革新的な『DAS(デュアル・アクシス・ステアリング)』でメルセデスのF1ドライバーが大きな優位性を得るとの見方を否定する。F1バルセロナテストのメルセデスW11のオンボード映像では、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスがしばしばフロントタイヤのトー角と調整するためにステアリングを押し引きしている場面が確認された。
DASシステムの利点は、コーナーでアンダーステアを抑え、ストレートでは空力的な利点があり、タイヤの過熱をよりうまく制御できると想定されている。元ミナルディのテストドライバーであるマッテオ・ボビーは「理論的にはいくつかの利点があるかもしれない」と Sky Italia にコメント。「メルセデスがシステムを実際に開発することを決定したのであれば、彼らには無数のオプションとその使用方法があるだろう。私の印象としては、見た目以上のことができるように設計されているように思う」6回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンはDASを重要視しておらず、2020年の全てのレースで常に使用するわけではないと主張している。「現時点ではあまり使用していない」とルイス・ハミルトンではテストでの走行について言及。「それを使って練習することもあれば、それなしで練習することもある。どのくらい使用するかわからない」しかし、バルテリ・ボッタスはDASには明らかな利点があると認める。「それを使わない理由はない」とバルテリ・ボッタスは記者団にコメント。「走行ごとにそれについて学んでいるのは間違いない。テストなのでエンジニアはデータから学ぶ多くの時間があるし、ドライバーとしては最適に使用する方法を学ぶことができる。どのような状況でアドバンテージをもたらすことができるか、どれだけ大きなアドバンテージを得ることができるか、どのトラックで使うかは少し疑問符が付いている」「僕たちはDASマシンに搭載していることに満足している。今ではすべてがかなりスムーズになっているし、あまり考えずにすべてをかなり無意識でやれるようになってきちる。僕たちはベストだと思うものを使うことになるだろう」しかし、メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、DASの大きな利点を否定する。「それについてまだあまり明らかにしたくないが、それが我々に2秒を与えると考えている人は全員が間違っている」とトト・ヴォルフは Bild am Sonntag に語った。「これは、新車の多くの革新の1つだ。最終的に重要なのは全体的なパッケージだ」
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