F1の最高経営責任者を務めるチェイス・キャリーは、メルセデスの独り勝ちとなっている2019年のワンサイドな展開が、いくつかのマーケットにおいてF1のテレビ視聴率の低下に寄与している可能性があると認める。例えば、メルセデスのお膝元であるドイツでF1の無料放送を行っている『RTL』の視聴者数は2018年と比較して1レースあたり約100万人減少している。
だが、チェイス・キャリーは、他のマーケットでは実際には数字は上がっていると語る。「基本的に数字は概ね安定していると言える」とチェイス・キャリーは Speed Week に語った。「だが、2019年ここまで1つのチームが7レース全てで勝利しており、その分野では劇的なことは何も起こっていないことを認めなければならない」「モナコとモントリオーッルでは少なくとも最終ラップまでトップ争いが繰り広げられたが、レースによっては最終ラップまでずっとまったくエキサイティングではないものもあった」