メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、ジュニアドライバーのエステバン・オコンとパスカル・ウェーレインを“並はずれた”ドライバーだと称した。ニコ・ロズベルグの引退前に行われたインタビューで、トト・ヴォルフは二人の育成ドライバーの能力を評価。二人ともF1に相応しいと語っている。
エステバン・オコンは、2017年にフォース・インディアで走るが、パスカル・ウェーレインの来季のシートは確定していない。メルセデスの空席にはバルテリ・ボッタスが座るとみられており、パスカル・ウェーレインの望みはザウバーもしくはマノーになると考えられている。「二人は同じリーグにいると考えている少数のドライバーのなかでも並はずれたドライバーだ」とトト・ヴォルフは Autosport にコメント。「彼らは2つの非常に異なるキャリアを過ごしてきた。一人はDTMに行き、もう一人は下位フォーミュラやGP3で並はずれたキャリアを過ごしてきた」「私の意見では、彼ら二人は非常に異なるパーソナリティを持っており、レースカーでは互角だ。二人ともF1に相応しいし、将来があると思う」トト・ヴォルフは、二人のスピードに疑いはないが、最終的なポテンシャルはまだわからないと語る。二人にはワールドチャンピオンになる能力があるかと質問されたトト・ヴォルフは「語ることはできない。人々は成長し、発展し、変わっていくものだ」とコメント。「ワールドチャンピオンになるには、全てが揃っていなければならないし、生まれ待ってのスピードだけではない多くのことがある」「全てが揃えば、大きな成功を収められるだろうが、そうでなければ、それは難しい」「若手ドライバーがその全てを持っているかどうかに関して、我々の誰もいつ若手ドライバーのサポートを開始するべきかを決してわからない。だが、ポジティブなことはたくさんある」トト・ヴォルフは、フォース・インディアが2017年にエステバン・オコンとパスカル・ウェーレインのどちらを選択するかについて自分は決定に絡んでいないと強調した。「誰がフォース・インディアに行くかというのは私の決定ではない」とトト・ヴォルフはコメント。「フォース・インディアは、エステバンと働きたいという非常にクリアな見解を持っていた。彼らは二人をテストしていた。彼らはエステバンとうまくやれると感じたんだと思う」「我々は人間であり、シンパシーの有無はあるものだ」「そういうわけで、エンジニアリンググループはビジェイ(マリヤ)と彼らの決定を承認した」
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