メルセデスは、2014年にF1に導入される新しいV6ターボエンジンの開発でルノーと協力することを否定した。メルセデスは、市販車においてルノーおよび日産と提携しており、今後、両社の関係が拡大される可能性が予想されている。Financial Times は、メルセデスとルノーとの協力関係は「全ての世界的な自動車メーカーが、コスト削減と新たな市場開拓に向けてのパートナーシップとジョイントベンチャーを模索している」なかで行き着いたと報道。
また、協力の目的は「過去20年で最悪の欧州自動車市場と先例のないプレッシャーに対応するために、より燃費に優れたクルマの開発など、新しいエリアを取り入れるため」だと説明した。だが、メルセデスと親会社ダイムラーの会長を務めるディーター・ツェッチェは、ルノーとの提携が、F1エンジンサプライヤーとしてグランプリレーシングに供給するそれぞれのエンジン開発での協力を意味するわけではないと主張。ディーター・ツェッチェは「いいや。協力はするが、共通の広告キャンペーンは一切展開しない。モータースポーツは我々のマーケティングの一部だ」と Auto Motor Und Sport に述べた。「加えて、我々はF1に“共通エンジン”が導入されるのであれば、我々はF1を去るだろうと言ってきた。エンジンは我々の中心的な能力だ。自分たちがベストなものを作れることを示したい」
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