メルセデスAMGのチーム代表ロス・ブラウンは、メルセデスが新しいコンコルド協定に合意間近であることを明らかにし、メルセデス・ベンツがF1を継続するのは間違いないと主張した。バーニー・エクレストンは、F1モナコGP以降、全チームが2013年から2020年までの新コンコルド協定に調印する準備が整っていると主張しているが、メルセデスとの交渉は明らかに難航している。
大部分のチームは、新コンコルド協定に合意しているが、メルセデスは金銭的な条件が他の上位チームほど有利ではないため契約に難色を示しているとされている。一部報道では、メルセデス・ベンツは2013年末で部分的にF1から撤退することを検討しているとされ、2014年からは“AMG F1”としてセミオフィシャルワークスチームとして参戦する可能性があると報じられている。だが、ロス・ブラウンは、メルセデスがF1活動を継続することは間違いないとし、コンコルド協定へのサインは目前だと主張した。「間違いない。かなりタフな話し合いがあったが、間もなくそのような議論も終焉を迎えると確信している。それが高レベルでの誓約であることは明らかだ。メルセデスは、F1に十分に情熱を注いでいる」メルセデスの役員は新コンコルド協定の条件に満足しているのかと質問されたロス・ブラウンは「(役員会は)ベストな解決策を見つけ出そうとしている。そのためにバーニーと協力しており、かなり間近なところにいると思う」とコメント。引退も囁かれているロス・ブラウンだが、今後について予測できる範囲ではF1に留まるつもりだと主張。2014年に導入される新しいエンジン規約に魅力を感じていると述べた。「今は引退するつもりはない。2014年のエンジンプログラムにかなり興奮しているからね。F1に大革命をもたらすと思う。私は今でもエンジニアリングに強い情熱を持っており、2014年に異なるエンジンやパッケージが導入されることは刺激的だ。それにチームの発展も求めている」
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