メルセデスGPのチーム代表ロス・ブラウンは、2012年にF1ワールドチャンピオンを狙うのは現実的ではないと述べた。ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長は先週、レッドブル、マクラーレン、フェラーリに大きな差をつけられ、コンストラクターズ選手権で4位につけているメルセデスGPのパフォーマンスに満足していないと述べていた。
「毎年よくなっていくことが我々の意向であり、その意味で我々が満足できていないのは明らかなことだ」とロス・ブラウンは El Pais にコメント。「進まなければならないし、それが出来ない場合は理由を理解して戦略を変更しなければならない」ロス・ブラウンは、メルセデス・ベンツの忍耐できなることを心配してはいないと述べた。「メルセデスはF1での競争がどのようなチャレンジかをわかっている。彼らが挑戦し、成功できるということを証明することを望んでいるのはそれが理由だ」だが、ロス・ブラウンは、2012年のレギュレーションはマイナーな変更だけなため、レッドブルが再びリードすることになるだろうと警告した。「今のレッドブルのように勝っているのであれば、それが望ましいシナリオだ。レギュレーションに変更がない場合、異なる解釈を得られる可能性は少ない」そのためロス・ブラウンは、2012年のF1グリッドで「革新的なアイデア」が見られることはないだろうと考えている。一方、ロス・ブラウンは、2009年のブラウンGPのタイトル獲得に大きく貢献した“ダブルディフューザー”のアイデアは、ホンダの日本人エンジニアによるものだったことを明らかにした。「それはホンダの日本人エンジニアが考えたものだ。彼がプレゼンした。我々はそれを分析して、実行可能だとわかった」
全文を読む