ザク・ブラウンが、マックス・フェルスタッペンのレースエンジニアを務めてきたジャンピエロ・ランビアーゼの加入決定に喜びを示した。マクラーレンはランビアーゼを2028年までにチーフ・レーシング・オフィサーとして迎え入れる。今回の起用は、コンストラクターズタイトル連覇とランド・ノリスのドライバーズタイトル獲得を経たマクラーレンが、さらに組織強化を進めていることを示す動きでもある。
一方でレッドブルにとっては、主要人材の流出が続く流れに新たな一例が加わる形となった。ブラウンがXで加入決定を報告ザク・ブラウンは自身のXで、ランビアーゼの加入を次のように報告した。「ジャンピエロ・ランビアーゼが、遅くとも2028年に契約満了を迎えた時点で、アンドレア・ステラ代表の下でマクラーレン・マスターカードF1チームのチーフ・レーシング・オフィサーとして加わることを発表できてうれしい」「彼はアンドレアのリーダーシップの下にある素晴らしいチームに加わることになるし、我々がともに何を達成できるのか楽しみにしている」マクラーレンの補強路線を象徴する人事この動きは、マクラーレンにとって人材獲得戦略における大きな成果のひとつと位置づけられている。マクラーレンは2024年と2025年にコンストラクターズタイトルを連覇し、さらに2025年にはランド・ノリスがドライバーズタイトルを獲得した。そうした成功の流れのなかで、今回のランビアーゼ招聘は、競争力をさらに押し上げるための補強として受け止められている。フェルスタッペンと築いた成功の実績ランビアーゼは2016年5月からフェルスタッペンのレースエンジニアを務め、F1でも屈指の成功したコンビを築いてきた。両者はともに4度のワールドチャンピオン獲得と71勝を積み重ねており、ランビアーゼは現在レッドブルでヘッド・オブ・レーシングとレースエンジニアの兼任という立場にある。アストンマーティンやウィリアムズも関心45歳のランビアーゼには、パドック内で強い関心が集まっていたとされる。報道によると、アストンマーティンは2025年末にチーム代表として迎え入れるため大きなオファーを提示したと噂されていたほか、ウィリアムズも関心を示していたとみられている。そのなかで最終的にマクラーレンが契約を勝ち取った。レッドブルに続く主要人材流出ランビアーゼの離脱は、レッドブルにとって近年続いている主要人材流出の流れをさらに印象づけるものでもある。エイドリアン・ニューウェイは2024年にチームを離れてアストンマーティンへ移籍した。ジョナサン・ウィートリーもアウディのチーム代表に就任するために離脱しており、その後すでにその役職を退いている。さらにロブ・マーシャルとウィル・コートネイも、チーフデザイナーとスポーティングディレクターの上級職としてマクラーレンに移った。加えて、ミルトンキーンズを拠点とするレッドブルでは、チーム創設期からの代表だったクリスチャン・ホーナーが2025年イギリスGP後に解任され、ヘルムート・マルコも同年12月にチームを離れている。ステラの負担軽減と現場統括が狙いチーフ・レーシング・オフィサーの役職自体は、すでにマクラーレンの組織内に存在していた。ただし、これまではアンドレア・ステラがチーム代表業務とあわせてその役割も担っていた。ランビアーゼの起用により、ステラはより広い範囲で代表としての責務に集中できるようになり、ランビアーゼはレースチームに対する戦略的なリーダーシップを担うことになる。
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