マクラーレンは、マックス・フェルスタッペン獲得に現実味を帯びる状況にある。ジャンピエロ・ランビアーゼの離脱という大きな人事と、F1の現状に対する不満が重なり、その可能性はこれまで以上に現実的なものとなっている。さらに、F1以外の選択肢としてルマン参戦を含む別ルートも浮上しており、マクラーレンは複数のカードを持つ立場にある。ドライバー市場の主導権を握る可能性が見え始めている。
ランビアーゼ離脱がもたらした構図の変化レッドブルで長年フェルスタッペンのレースエンジニアを務めてきたジャンピエロ・ランビアーゼの離脱は、単なる人事異動にとどまらない意味を持つ。両者はタイトル獲得を重ねた強固な関係にあり、その“右腕”とも言える存在の離脱は、フェルスタッペンの将来に影響を与える可能性がある。この動きによって、マクラーレンは2028年に両者を再び組ませるという明確なビジョンを描ける立場となった。レッドブル低迷とフェルスタッペンの揺らぎ2026年シーズン序盤、レッドブルはRB22と新型パワーユニットの両面で苦戦し、メルセデスに後れを取っている。フェルスタッペン自身も、電動依存が強まった現行レギュレーションに不満を抱いているとされ、その不満はパフォーマンス低下によってさらに強まっている。契約には一定条件下での離脱条項が存在するとみられ、ランキング状況次第では今季中の動きも現実味を帯びる。マクラーレンが持つもう一つの選択肢この状況で注目されるのが、マクラーレンのWECハイパーカープログラムである。2027年からの参戦が予定されており、フェルスタッペンに対してF1から一時的に離れ、ル・マン24時間レースに挑戦するという選択肢を提示できる。フェルスタッペンは耐久レースへの関心を公言しており、このルートは単なる代替案ではなく、本人の志向にも合致する現実的なプランとなり得る。2028年F1復帰というシナリオ仮に2027年に耐久レースへ参戦した場合でも、2028年にはF1復帰という選択肢が残される。その際、すでにマクラーレンに加入しているランビアーゼとの再タッグが実現すれば、環境面でも競争力の面でも大きなメリットとなる。これは過去にフェルナンド・アロンソがF1を離れ、他カテゴリーに挑戦した後に復帰したキャリアとも重なる流れとなる。複数のカードを握るマクラーレンこれまでフェルスタッペンの移籍先としてはメルセデスが有力視されてきたが、現状ではマクラーレンも同等、あるいはそれ以上の選択肢を提示できる立場にある。ランビアーゼの存在、F1シート、そしてハイパーカープログラムという複数の選択肢を組み合わせることで、フェルスタッペンに対して柔軟なキャリアパスを提示できる。Source: Crash.net