マクラーレンは、2026年F1マシン「MCL40」の最初の画像として、ブラックとクロームを基調とした暫定リバリーを公開し、大きな注目を集めた。チームはその意図について説明している。マクラーレンは、2026年F1バルセロナテスト初日に参加しないことを事前に明らかにしており、その理由としてMCL40の開発を限界まで優先する判断を挙げていた。ただし、月曜日のテスト初日、話題の中心から完全に姿を消していたわけではない。
実際、バルセロナで信号が青に変わり、メルセデス、アウディ、アルピーヌが走行を開始したその瞬間、マクラーレンは来季マシンの最初の公式画像を公開した。技術的なディテールについては慎重に見る必要があるものの、最大の話題となったのは、ブラックとクロームを組み合わせたボディワークだった。このカラーリングは、1990年代後半から2000年代初頭、メルセデスとの最初のパートナーシップ時代を想起させ、ノスタルジーを感じさせるものとなっている。もちろん、これは今週バルセロナで行われるテスト専用の暫定仕様だ。MCL40は、2月9日に予定されている正式発表(バーレーンでの2回のテストセッション前)以降、ここ数年の標準色であるパパイヤカラーに戻る予定となっている。「2026年のリバリーのサプライズを損なわないため、ブラックとクロームを基調としたユニークなデザインを使用する。エンジンカバーとサイドポッドには『2026』の番号をあしらい、バーレーンで正式発表する準備が整うまで、新しい外観を明かさずにMCL40をお披露目できる」と、チームは公式サイトで説明した。さらに興味深いのは、2025年仕様のリバリーや無塗装でテストに臨むという選択肢を取らなかった理由についての説明だ。「F1が新たな時代に入る今、旧デザインを使うのは適切ではないし、リバリーなしのマシンを走らせるのもマクラーレンらしくない」とチームは述べている。「テスト用リバリーは2026年本番仕様と完全に同一ではないが、物理的には多くの共通点がある。我々のクリエイティブチームは、車両デザインと空力を担当する部門と緊密に連携し、テスト初日からフルリバリー状態でマシンを評価できるデザインを作り上げた」2026年F1新規定への影響評価この判断は決して些細なものではない。2026年シーズンからF1には、マシン表面の一定割合を塗装で覆うことを義務付ける新たな規定が導入される。このルールは、重量増を嫌ってカーボンファイバーを露出させる傾向が強まっていた近年の流れを是正するために設けられた。しかも2026年は、マシン最低重量が約30kg引き下げられることもあり、塗装の影響はこれまで以上に重要となる。「特に、マシンの少なくとも55%をリバリーで覆うことを義務付けるFIAの新規定の影響を理解する必要がある」とマクラーレンは続けた。「代表的なリバリーを用いることで、これまで覆われていなかった、特に熱の影響を受けやすいエリアにおけるビニール被覆の耐久性を評価することができる」なお、バルセロナで暫定リバリーを使用しているのはマクラーレンだけではない。キャデラックも同様で、同チームは2月8日のスーパーボウルで正式リバリーを公開予定となっている。また、シルバーストン拠点のアストンマーティンも、2月9日に発表を控えていることから、暫定仕様で登場する見通しだ。一方、ウィリアムズも当初はファン投票で決定した暫定リバリーを用意し、2月3日の正式発表までの間にバルセロナテストを走行する予定だった。しかし、最終的に同チームはバルセロナテストへの参加自体を見送っている。