マクラーレンF1のチーム代表アンドレアス・ザイドルは、2020年シーズン再開にむけてレースチームのスタッフはマクラーレン・テクノロジー・センターで他の従業員から“隔離”された状態で仕事をしていると語る。2020年のF1世界選手権は、7月最初の週末にオーストリアのレッドブル・リンクで再開する。63日間にわたって閉鎖されていたF1ファクトリーも稼働を再開し、現在での通常の作業に戻り、準備の最終仕上げを行っている。
アンドレアス・ザイドルは、オーストリアに向かうレースチームは、マクラーレン・テクノロジー・センターで他のスタッフとは離れて仕事をしていることを明かしたい。「レース側、レースチームでは、現時点で何らの方法でマクラーレン・テクノロジー・センターから分離している。隔離し、できるだけ早くこのバブルに入ることを確実しようとしている」「また、オーストリアに向けて準備を整えるために多くの作業を行っている。安全のために、全員がフェイスマスクなどを着用しており、ソーシャルディスタンスの観点からも多くの新しい手順が導入される」また、アンドレアス・ザイドルは、2020年のカレンダーの厳しい性質のため、チームはパーツの生産を増加させるために懸命に取り組んでいると述べた。シーズン序盤は3連戦、2連戦、2連戦と10週間で8戦が開催され、ブレーク期間は2週間しか設けられない。そのため、アンドレアス・ザイドルはマクラーレンの供給に大きな需要が生じることを把握している。「できる限り迅速に生産を100%に引き上げることが非常に重要だ。想像できるように、10週間で8戦を行うには、これらの週末のレースをできるだけクリーンに通過するために、事故が発生したり、パーツが故障した場合に備えて、多くのパーツが必要になる」