マクラーレンは、セルゲイ・シロトキンとリザーブドライバー契約を結んだことを発表。シロトキンはルノーとマクラーレンの両方のリザーブドライバーを務めることになる。昨シーズン限りでウィリアムズのF1シートを喪失したセルゲイ・シロトキンは、今季SMPレーシングからFIA世界耐久選手権に参戦しつつ、ルノーのリザーブドライバーを務めている。
F1フランスGPに先立ち、ルノーは、マクラーレンもセルゲイ・シロトキンをリザーブドライバーとして“アクセスする”ことを許可したと発表した。セルゲイ・シロトキンは、ルノーとマクラーレンの両方チームでリザーブドライバーを務めることになり、マクラーレンのカルロス・サインツもしくはランド・ノリス、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグもしくはダニエル・リカルドのいずれかのドライバーにレースに出場できない事態が起こった場合に代役として出走することになる。両方のチームで同時に欠員が出た場合はルノーに最初の選択権がある。「マクラーレンは伝説的なチームです。彼らと一緒に仕事をして、彼らの歴史に参加し、チームとドライバーの仕事の様子を内側から見てみる機会を得られたことを嬉しく思う」とセルゲイ・シロトキンはコメント。「SMPレーシングとルノーのサポートにも感謝している」マクラーレンは公式リザーブドライバーを抱えていなかった。チームにはテスト兼開発ドライバーとしてセルジオ・セッテ・カマラと契約しているが、セッテ・カマラはスーパーライセンスを保有していない。マクラーレンF1チームのプリンシパルを務めるアンドレア・ザイドルは、セルゲイ・シロトキンを“適切な解決策”だと説明した。「セルゲイは良く知られた人物であり、必要なスーパーライセンスポイントを持ち、正式には当社のエンジンプロバイダーであるルノーと契約している。彼は明らかな候補だ」とアンドレア・ザイドルは述べた。
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