マクラーレンは、2019年F1マシン『MCL34』のルノー製F1エンジンを初始動。動画をソーシャルメディアで公開した。マクラーレンは、昨年ホンダからルノーにF1エンジンを変更。同じエンジンを搭載するレッドブル・レーシングに挑めることを期待してシーズンに挑んだが、逆にシャシー側の欠陥が浮き彫りになって開発が停滞。ルノー勢では最下位のコンストラクターズ選手権6位でシーズンを終えた。
ルノーとの2年目となる今年、マクラーレンは全チームで最初にエンジンを初始動を成功させたことを報告。ソーシャルメディアでファイヤーアップの様子を収めた動画を公開した。スタッフたちの笑顔が印象的だ。最近、ファクトリーの近くに引っ越したカルロス・サインツも立ち会っている。マクラーレン MCL34は、新しい哲学で設計されているとされ、また搭載されるルノー製F1エンジンも完全に新設計したものが搭載される。 View this post on Instagram F1-Gate.comさん(@f1gate)がシェアした投稿 - 2019年 1月月31日午前8時39分PST マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、2月のプレシーズンテストに向けて2019年F1マシン『MCL34』の信頼性を高めるために“対策を講じた”と語る。「詳細を共有したくはないが、今年の冬はいくつか昨シーズンとは異なることをやっている。パフォーマンスだけでなく、より準備を整えるために様々な作業を行っているが、昨年のバルセロナテストでは信頼性に関する多くの問題が発生した。我々はそのためにいくつか対策を講じた」とザク・ブラウンはコメント。「クルマの開発をスタートして以来、信頼性を良くするためのプログラムを実施してきたし、ここで行っているパフォーマンス開発の大部分をオーストラリアに持ち込むつもりだ」「我々が2018年にパフォーマンスをもたらすのが遅かった理由のひとつは信頼性問題があったためだ。今後の冬季テストでパフォーマンスと信頼性でより優れた位置にいるだろう」今季のマクラーレンは、ドライバーラインナップを一新。カルロス・サインツがルノーから移籍するとともに、昨年のF2をランキング2位で終えたランド・ノリスがF1デビューを果たす。チームのマネジメント構造にも変化があり、元ポルシェのLMP1チームで代表を務めたアンドレアス・ザイドルがマネージングディレクターして加入。テクニカルディレクターとして元トロロッソのジェームス・キーも加入する。マクラーレンは、2月14日(木)に2019年F1マシン『MCL34』をワーキングにあるチームの本拠地で発表する。関連:2019年 F1マシン:新車発表スケジュール