F1バルセロナ合同テストの3日目が8日(木)にカタロニア・サーキットでスタート。マクラーレンはストフェル・バンドーンが開始早々にパフォーマンスラップを実施。1分18秒秒台に突入して開始2時間の時点でタイムシートのトップに立った。テスト3日目の開始時の天候は曇り。現地時間9時に気温6℃、路面温度14℃でセッションはスタート。
注目は、これまでのプレシーズンテストでトラブルが続発しているマクラーレン。前日にはオイル漏れでストップするなど、冷却面を含めてシャシーの脆弱性に懸念の声が挙がっている。そんな中、マクラーレンは早々にパフォーマンス走行を実施。インスタレーションの後、7周スティントで1分19秒台に入れ、続く9周スティントではこれまでのプレシーズンテストで総合4番手となる1分19秒088をマーク。その後さらにタイムを延ばして1分18秒855を記録。2時間が経過し、37周を走行している。しかし、タイヤはピレリの最も柔らかいハイパーソフト。このサーキットのレースで使用されることのないタイヤを使ってセッションを開始しているのはマクラーレンのみ。チームは“技術的な理由”でこのコンパウンドを選んでいると説明しているが、他チームが同じ戦略をとってないことで、それがどのような理由なのかは謎だ。すでにハイパーソフトでの走行は、スポンサーへの見せかけ、もしくは弱点を隠すためにあえて実施しているのではないかとのうがった見方もある。トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが走行を担当。2時間を経過した時点で35周を走行し、スーパータイヤで1分20秒729を記録している。2018年 F1バルセロナ合同テスト 3日目 午前11時時点順位ドライバーチームベストタイムタイヤ周回1ストフェル・バンドーンマクラーレン1分18秒855 372ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分19秒412+0.557363セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分19秒679+0.824404マックス・フェルスタッペンレッドブル1分20秒072+1.217315セルジオ・ペレスフォース・インディア1分20秒130+1.275336ケビン・マグヌッセンハース1分20秒131+1.276337バルテリ・ボッタスメルセデス1分20秒317+1.462278ピエール・ガスリートロ・ロッソ1分20秒342+1.487359ロバート・クビサウィリアムズ1分20秒674+1.8192610マーカス・エリクソンザウバー1分20秒683+1.82828関連:F1バルセロナテスト3日目:セバスチャン・ベッテルが1分17秒台突入!