マクラーレンは、ルイス・ハミルトンが復帰したいのであれば歓迎するとエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは語る。昨年、メルセデスと自身4度目のF1ワールドチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンだが、また2018年の新しい契約には合意していない。ルイス・ハミルトンは、ジュニア時代からマクラーレンの支援を受けてキャリアを築き上げ、2007年から2012年までマクラーレンに所属。2008年に最初のF1ワールドチャンピオンを獲得している。
「ピットレーンでルイス・ハミルトンを起用することに興味をもたないチームはいない」とザク・ブラウンはコメント。だが、2007年には現在マクラーレンのドライバーを務めるフェルナンド・アロンソとルイス・ハミルトンとの間に確執が生じ、アロンソは1年で契約を解消してチームを離れている。「フェルナンドはチームメイトとして誰でも構わないだろう」とザク・ブラウンは強調した。とは言え、マクラーレンはホンダと組んだ2015年から後方争いを繰り広げるまで低迷しており、2018年に大幅な改善を示さなければ、ルイス・ハミルトンが再加入することはまずないだろう。ザク・ブラウンは、マクラーレンは同じルノーのエンジンを搭載するレッドブル・レーシングよりも大きな予算を費やしているとし、「我々は昨年から今年で最大の改善を遂げるチームでなければならない」と語る。「レッドブルから1秒遅れだったら、良くは見えないだろう。それは認める。多くのクルマのコンセプトを見れば、我々にアドバンテージはないかもしれないが、不利な点はないと思っているし、いかなる言い訳もできない」ザク・ブラウンは、2018年にむけてルノーも同じように自信を持っていると語る。「警告ベルはなっていない。彼らも非常に自信を持っているようだし、パワーと信頼性には満足しているようだ」