マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、長期間にわたる問題を解決するために自社製エンジンを開発するとの推測を否定した。マクラーレンとホンダの厳しい関係は今年で3年目を迎えたが、壊滅的なプレシーズンテストを過ごし、開幕戦オーストラリアGPでも競争力を示せなかった。
マクラーレンとホンダは決別するとの噂が絶えないが、ひとつのソリューションとしてマクラーレンが自社でエンジンを開発することを計画しているという推測が広まった。「マクラーレン・オートモーティブは、我々が非常に密接には働いている共通の株主もいるが、異なるビジネスユニットだ」とザク・ブラウンはコメント。「彼らのエンジンはマクラーレン製エンジンだが、F1チームにはレースをするための異なる財政プライオリティとやり方があるので、そのような話し合いは行っていない」「我々が今後10年で何ができるかは誰もわからないが、今のところ、そのような話はない。我々はエンジンビルダーではない。我々はレーシングチームであり、カーコンストラクターだ」ザク・ブラウンは、マクラーレンはホンダと懸命に取り組んでいると繰り返し述べた。「我々はホンダに対して非常にオープンだ。我々は出来る限り早く競争的になるため、そして、最終的に一緒にワールドチャンピオンに勝つという究極のゴールに戻るために最適な方法で彼らと仕事をしている。そこに緊張関係はない」「彼らとの会話はどのようにこの状況から抜け出せるかについてだけだ」