マクラーレン・ホンダは、F1アブダビGP初日のフリー走行で、フェルナンド・アロンソが11番手タイム、ジェンソン・バトンが12番手タイムだった。フェルナンド・アロンソ (11番手)「僕たちはチームとして、来年に向けてコース上でテストを行うチャンスをできるだけ生かす必要がある。来年のマシンに適用できる構成や哲学について、できる限り理解しなければならない」
「今日は、自分たちの理解を大いに深めることができた一日だった。特にFP1は、予選やレースとはコンディションが異なるため、少しの実験を行うには理にかなった選択だった。FP2は、日曜日のレースで体験するコンディションとよく似た状況で各種タイヤについて学ぶ唯一のチャンスだった。決勝は夜に開催されるし、路面温度はさらに低くなる。今日は、土日に向けて前向きなスタートを切ることができた。この勢いをレースまで維持できることを祈ろう」ジェンソン・バトン (12番手)「今日は2009年の旧デザインを施したヘルメットを着用したけど、とてもいい気分だった。色もすばらしいけど、それをかぶっていたときの数々の思い出はもっといいものだ。今日は、僕たちにとってすばらしい一日ではなかった。FP1の比較的序盤に走行を止めなければならず、そのあと、FP2の前にパワーユニットを交換することを選択した。FP2では、セッション開始から30分後にコース上に出た。少し難しい一日だったかもしれないけど、今日の走行を終えるまでに有効な内容を学ぶことができたと思う。ここでドライブするのは楽しいし、僕たちのレースペースはここ数戦よりも力強いものになると思う。明日の予選までに、すべてのものを力強くまとめ上げる必要がある。僕たちにとってどんな週末になろうとも、私自身はできる限りいい週末にしたいと思っている。それは、今回が僕にとって最後のレースだからという理由だけではない。明日、より力強いパフォーマンスを披露できるよう願っている」エリック・ブーリエ (レーシングディレクター)「FP1ではジェンソンのマシンのERSデータが異常を検知したため、問題を調査するためにセッションの途中でマシンを止めることを選択しました。そのあと、予防策としてセッションの合間にパワーユニットを交換することにしたものの、(取り外したパワーユニットの)どのコンポーネントにも決定的な問題はありませんでした。それでもメカニックがFP2に向けてマシンを準備するというすばらしい仕事をしてくれたおかげで、ジェンソンの走行プランにはほとんど影響はありませんでした。マシンのペースについては、そこそこ満足しています。ただ、タイヤの摩耗に関する一部の潜在的な問題に対してよりいい感触をつかむには、データをもう少し掘り下げて確認する必要があります。今日のセッションは日中と夜間に行われたため、その結果をもとに確固たる結論を出すのは常に難しいものでした。土日をどうやって乗りきるのがベストなのかをさらに理解した上で明日を迎えるために、我々は夜遅くまでデータを精査することになるでしょう」ジェンソン・バトン、F1ラストレースはブラウンGP時代のイエローヘルメット関連:・F1アブダビGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム・F1アブダビGP フリー走行1回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム