マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、昨年コンストラクターズ選手権9位に転落したが、チーム予算に問題はないと語る。F1復帰したホンダの信頼性とパフォーマンス不足に苦しめられたマクラーレンは、2015年のコンストラクターズ選手権ではノーポイントに終わったマノーしか上回ることができなかった。
その結果、商業収入は大きく低下することになっており、また、昨年前半にロン・デニスが獲得を目指していた新しいタイトルスポンサーも実現していない。さらにマクラーレン・ホンダは、ドライバーラインナップに報酬の高い2人のワールドチャンピオンを起用している。エリック・ブーリエは「確かに昨年に我々マクラーレンは難しい一年を過ごした」とコメント。我々は望んでいる位置にはいない。そして、我々に野心があるのは確かだ」「勝てるチームになりたければ、ベストな要素を全て揃える必要がある。ベストなシャシーやベストなエンジンより前にベストなドライバーがいるのはリスクだが、それはシャシーとエンジンをベストにするよりもチャレンジングなことでもある」「我々に関する限り、お金に関しては、今年3つの新しいスポンサーと契約している。シャンドン、リシャール・ミル、ボルボ・トラック。また3つのスポンサーとの契約を延長した」「我々は、今年利益を上げているマクラーレン・グループの一部であり、ビジネルのその部分にはまったく問題はない。あとは、メルセデス、フェラーリ、レッドブルや他に追いつくために最高の組み合わせになるだけだ」