エリック・ブーリエは、マクラーレン・ホンダが冬の間に1周につき“数秒”の飛躍を遂げる可能性があると述べ、2016年に前進を果たすと主張する。壊滅的な2015年シーズン後、フェルナンド・アロンソは、来シーズンまでの間に2.5秒を見い出すことは“現実的”だと主張していた。だが、多くの人々は、このフェルナンド・アロンソの発言を、マクラーレン・ホンダが2016年に大きな前進を果たせない限り、チームへのコミットを再考するという警告だと捉えていた。
2016年に1周につき2.5秒を改善するというフェルナンド・アロンソの主張について質問されたエリック・ブーリエは「確かなものや保証はない。だが、我々は今年競争力がなかった理由を把握している」とコメント。「新しいパワーユニット技術は素晴らしいが、成熟させる必要がある。ラップを通して全ての電力をデプロイメントできないときは、コンマ数秒どころか数秒を失うことになる」「我々は他のことに加えてこの問題を解決することができれば、我々はパフォーマンス面で数秒を取り戻すことができる」マクラーレンが採用した“サイズゼロ”のコンセプトはいろいろな意味で話題となったが、エリック・ブーリエは2016年マシン『MP4-31』にも超コンパクトな哲学は維持されることを示唆している。「MP4-30の進化版になるということだけは伝えることができる。クルマのパフォーマンスはすでに前進している」とエリック・ブーリエはコメント。「残りは新車発表まで待っていてほしい」