マクラーレン・ホンダは、次戦F1オーストリアGPに“ショートノーズ”の投入を予定しているが、FIAによって義務付けられているクラッシュテストに不合格だったと報じられている。マクラーレン・ホンダは、F1オーストリアGPで大幅な改良を施したMP4-30の投入を予定しており、大きな改善を期待している。その中で最も効果が期待されているのが“ショートノーズ”だとされている。
ジェンソン・バトンも「オーストリアでは新しいエンジンパッケージも投入されるし、多くの改良が施されることになる。カラーリングを除けば、これまでとはかなり違うクルマになるだろう」と述べている。現在、従来のロングノーズから“ショートノーズ”へと切り替えるのが空力トレンドとなりつつある。レッドブルもショートノーズを導入したが、クラッシュテストになかなか合格することができず、予定よりもかなり投入が遅れていた。今週、マクラーレン・ホンダのショートノーズもこれまで5回にわたってFIAのクラッシュテストに不合格となったと報じられている。マクラーレン・ホンダは、先週もイギリスのクランフィールドにある施設でテストに臨んだが、不合格に終わっていたようだ。「大きく空力を変えるパーツ(フロントノーズ)を投入するときにはクラッシュテストを受けることが必要となります。しかし、最初から合格することは稀です」とマクラーレンの広報担当者はコメント。「我々は、新たなノーズボックスが近いうちにクラッシュテストに合格できるという自信を持っています」
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