マクラーレンは16日、2009年F1マシン「MP4-24」を発表した。フェラーリ、トヨタにつぎ、新型マシンを発表したマクラーレン。マクラーレン・テクノロジーセンターで行われた発表会には、2008年のワールドチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンとチームメイトのヘイキ・コバライネン、テストドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサ、ゲイリー・パフェットが参加した。
MP4-24も2009年のレギュレーションにあわせ、幅広い低いフロントウイングと狭くて高いリアウイング装着するが、空力はこれまで発表された2台と比べると大胆なデザインが施された。フロント周りは比較的シンプルにまとめられているが、マシン中央以降には独特のボディワークが施されている。サイドポットは小型なラジエーター吸気口を採用し、下部は極端に絞り込まれた。小型のインダクションボックスとネック部の独特な処理、コブのある背びれはMP4-23の流れを進化させている。MP4-24は、テストドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサが17日にシェイクダウンし、19日からポルトガルのアルガルベ・サーキットで行われる合同テストに参加する予定。ロン・デニス(マクラーレン チーム代表)「昨年は、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスの全員にとって、計り知れないほどの満足感を味わえた年だった。しかし、我々は、2009年へ向けて非常に集中しているので、祝福のときは短いものだった。レギュレーション変更は、トップレベルの競争力を維持するという我々の野心を大きくするものになった。今年の我々の目標は明確だ。両世界選手権を勝ち取ること、これが目標である。非常に高い目標であることは認めるが、勝利こそが我々の存在意義だ」マーティン・ウィットマーシュ(マクラーレン CEO)「2009年へ向けた新レギュレーションは、ここ何年間のF1で最大の変化であり、全チームの競争力に多大な影響を与えるだろう。そのため今年は、包括的な強さ、リソースの豊かさ、そして純粋な器用さで世界選手権が決まるだろう。そして我々は、それらすべての分野で万全な準備ができたと感じている」マクラーレン MP4-24 画像
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