マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、F1ドイツGPでのケビン・マグヌッセンとフェリペ・マッサの事故に関して、FIAはマグヌッセンを完全に無実だと証明しており、マグヌッセンを非難するのは間違っていると述べた。フェリペ・マッサは、F1ドイツGPのレース後、ルーキーであるケビン・マグヌッセンが焦ってポジションを得ようとしてアグレッシブすぎたと非難した。
しかし、エリック・ブーリエは、公式レーススチュワードの事故についてのレポートでは、フェリペ・マッサのドライビングのみが調査されていたとし、ケビン・マグヌッセンに責任はないと述べた。「スチュワードのレポートはフェリペのドライビング関するものだった。それ以外はなにもなかった」とエリック・ブーリエは説明。「ドライビング行為についての調査が行われ、彼らは彼らの権利でフェリペにペナルティを科さないことに決定した」「だが、レポートはケビンが100%潔白だったことを明からにしている」ケビン・マグヌッセンはグリッドを離れてからラインを変えていなかったため、クラッシュの責任についての調査は行われておらず、レース後のスチュワードによる公式レポートはウィリアムズのみに宛てられた。最終的に、FIAはフェリペ・マッサは「#77(バルテリ・ボッタス)のマシンに集中しており、#20(マグヌッセン)のクルマに意図的にターンインしていなかった」としてフェリペ・マッサにも非はなかったと判断。ケビン・マグヌッセンは、最近のレースで力強いカタチを示しており、エリック・ブーリエは、より経験豊富なチームメイトのジェンソン・バトンとマグヌッセンのパフォーマンスに満足していると述べた。「ここまで私は両ドライバーに100%満足いている」とエリック・ブーリエは述べた。「ジェンソンは明らかにファミリーの一員だ。彼は速いし、我々が進みたい場所にチームを駆り立ててくれている」「ケビンに関しては、学習過程の一部として、我々が彼にやってもらう必要があった全てのテストで尊重された。彼はパフォーマンス面とリザルトに関して明らかに結果を出し始めている。ここまで私は100%満足している」関連:フェリペ・マッサ、接触のケビン・マグヌッセンを非難