マクラーレンは、2015年にホンダのパワーユニットに切り替えることが、今シーズンの集中力を低下させることにはならないと主張する。失意の2013年シーズンを過ごしたマクラーレンは、今年の開幕戦F1オーストラリアGPで有望なスタートを切った。だが、その後は急激に失速し、過去2戦は連続でノーポイントに終わっている。
2015年からホンダのエンジンを搭載することによって今シーズンの作業負担は増えるはずだが、エリック・ブーリエはそのことが2014年のチームの仕事には影響しないと述べた。「その考えには同意できない。モーターレースでは考えたり、待ったりすることは許されない」とエリック・ブーリエはコメント。「むしろ、2013年は我々にとって二度と繰り返してはならないベンチマークであり、2014年は移行年ではなく、ウィニングチームを再構築するための年とみなすべきだ」「その過程で我々はパートナーのメルセデスと効率良く仕事をする必要があり、年の後半にはホンダの到着に備えて仕事を始めなければならない。それはいつもより大変なチャレンジだ」 この冬にロータスからマクラーレンに移ったばかりのエリック・ブーリエは、ロン・デニスの下でレーシングディレクターとして4戦が経過した。エリック・ブーリエは、マクラーレンには大改革は必要ないと見ており、マシン開発の部分で多少の微調整をするだけでいいと述べた。 「根本的な問題は何もない」とエリック・ブーリエはコメント。「このチームに優秀な人材が揃っているのは明らかだ。テストが多かった頃は、これが非常にうまく機能するエンジニアリングモデルだったのだろう」「だが、ここ数年は規制がますます厳しくなった。まずトラックテストがなくなり、自由度もどんどん減っていった。そのため、いくつかのプロセスに再考の余地が出てきたのかもしれない。根本的には全く問題ない。戦略的なクルマの作り方、パフォーマンスの組み立て方、パフォーマンスの向上方法を少し見直せばいいだけだ」
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