マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、次戦F1中国GPでさらなる進歩を遂げられなければ“非常にがっかりする”だろうと述べた。開幕戦F1オーストラリアGPではペース不足が露呈したマクラーレン。だが、F1マレーシアGPでは、最終的にピットストップのミスにより希望が潰えたものの、ジェンソン・バトンが表彰台を期待させるだけの印象的な巻き返しを見せた。
マーティン・ウィットマーシュは、セパンで遂げた改善がチームに取り組むべき大量のデータをもたらしたと述べ、次戦F1中国GPはその改良を基にしていけることを願っていると述べた。「いくつか良いデータを得られたので、今後トラックでさらに改善するチャンスがあると思っている。(マレーシアでは)さまざまな理由で持っていたものが最善でなかった。いくつか実験に取り組んだし、反応もある。中国でさらなるステップを踏めなければ、非常にがっかりするだろう」 オーストラリアでのパフォーマンスが、マレーシアよりも大きく下回っていた理由のひとつに、アルバート・パークのバンピーなコース特性が挙げられる。マーティン・ウィットマーシュは、あらゆるエリアにおいてマシンを改善しなければならないと強調しつつも、この先にはモダンな施設を有する中国やバーレーンが控えており、それらのサーキットに挑むことを喜んでいるようだ。「そうだね。ただし、もっとうまくやらなければならない」「優れたレースカーはバンプにも向いているし、どんなタイプのサーキットにも向いているので、とにかくマシンを改善する必要がある」「オーストリアの状態からマシンを改善できているはずだ。(セパンで)成し遂げた改良はサーキットに関連することだけではないと思っている。マシンそのものをわずかながら前進させられたと思う。望んでいるほど多くはないが、まずまずの進歩だ」