マクラーレンは、2013年のF1シーズンで2秒のピットストップ時間を“標準化”させるを目指している。マクラーレンは、今年のF1ドイツGPでのジェンソン・バトンのタイヤ交換で2.3秒を記録した。すでにピットストップ時間は身体的な可能性の限界に近づいているかと質問されたサム・マイケルは「そうだね。だが、変えるために多くのことがないかという点では難しくはない」
「その考えに沿い、今年の冬は本当に忙しくなるだろう」「来年の我々の目標は2秒のピットストップだ。今年もそこまで突き詰められると考えていた。我々にはそれができる」「2秒のピットストップが一時的な成功ではなく、普通になるように、冬の間にそこに到達することが我々の目標だ。人と器材を含めてね」「来年にむけていくつか技術的な変更を行っているが、すでに来年の開幕戦のための準備と今年を比較すれば完全に違っている」「我々の目標はメルボルンですぐにそれを開始することだ」「昨年はメルセデスがベンチマークだった。今年の序盤はフェラ−リがベンチマークだったのは確かだが、彼らはまだその位置にいる」「レッドブルと我々は全員よりもコンマ5〜6秒速い。レッドブルは最後の数戦で我々に追いついてきた。彼らがそれをするためにいくつかのことを変更したのは確かだ。彼らがなにをやったのかはわかっている」サム・マイケルは、記録を達成するよりも、ピットストップでポジションを上げることの方が満足感が得られると述べた。「F1のエンジニアにとって最も重要なことは、違いを生み出せることに取り組んでいるということだ。ピットクルーは今年それを成し遂げた」「彼らがした仕事を本当に誇りに思っている。テクノロジーを持ち込んだファクトリーのスタッフだけでなく、ガレージの人間の仕事もね」「ピットストップ時間を争っているわけではない。我々がホッケンハイムで記録を破ったときも、記録を破ったことではなく、それによって(セバスチャン)ベッテルの前に出られたことに満足した」「接戦のときには、ピットストップでの0.05秒がレース結果に大きな違いを生み出す。コンマ5秒をセーブできればかなり大きい」
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