フェリペ・マッサは、マックス・フェルスタッペンのF1モナコGPでのクラッシュを見て、F1における経験の重要性が明らかになったと述べた。マックス・フェルスタッペンは、66周目のターン1でロマン・グロージャンのリアに激しく追突し、そのままタイヤバリアに直進した。幸い、怪我はなく、マシンを降りたマックス・フェルスタッペンはレース後にロマン・グロージャンの非を責めたが、スチュワードは同意せず、F1カナダGPでの5グリッドの降格ペナルティを科し、2ペナルティポイントを加算した。
現役ドライバーの中で4番目に経験豊富なフェリペ・マッサは、スチュワードの判断を支持し、マックス・フェルスタッペンの責任だと述べた。「フェルスタッペンのアクシデントはかなり危険なものだったと思う」とフェリペ・マッサは述べた。「ペナルティを受けるのは当然だ。彼は後ろでずいぶん遅れてブレーキングした。あれはとても危険だった」「これで、F1には経験が重要だということが証明されたと思う。もっとコントロールする力が必要なことをこの種のアクシデントは示している。あれは非常に危険だ。怪我をしなくて彼はラッキーだった。大怪我をしてもおかしくなかった」マックス・フェルスタッペンの動きについてフェリペ・マッサは「はっきり言って、彼はオーバーテイクするポジションにすらいなかった。並べる位置にさえいないほど後ろだった。正直、ひどい出来事だ」17歳というあまりにも早いマックス・フェルスタッペンのF1昇格は、安全性についての議論を起こすきっかけとなり、FIAは2016年から18歳未満のドライバーの参戦を禁止するよう規則を改めた。フェリペ・マッサは、マックス・フェルスタッペンが無事だったからといって、今回のアクシデントの重大性を軽視するべきではないと主張する。「あのようなミスはしてはいけない。彼にとっても非常に危険だった。彼は17歳だ。もし怪我をしたら、みんなが噂をするだろう。『どうして17歳にライセンスを与えたりしたんだ?』とね。怪我をしなかったのでみんな安心しているけど、良い方に考えようとしているだけだと思う」