フェリペ・マッサが、F1スペインGPへの意気込みを語った。フェリペ・マッサ (フェラーリ)前回のグランプリからのブレークかなり長かったので、レース週末を始めるのが待ち切れない。バーレーンとスペインの間の3週間のブレークでは、もちろんムジェロでのテストが最も重要だった。
それがどれくらい有益だったかはわからないけど、追加の時間を利用できたのは良いことだった。誤解しないで欲しいけど、テストは常に有益だ。でも、ムジェロで走るために僕たちはシーズン開幕前の1件のテストを“失って”いたし、それが適切だったかはわからない。でも、再びムジェロでF1カーを走らせられたのは本当に素晴らしかった。素晴らしいトラックだし、僕が初めてF1カーを走らせた場所だ。ジュニアカテゴリーのレースでもハッピーな思い出がある。特にフェラーリのためにレースをしていて、あそこにいるのは素晴らしいことだ。テストではあるけど、僕たちを応援してくれている多くの観客がいてくれたからね。今回のテストで僕たちがどれくらい進歩したかを話すのはまだ早いし、本当の答えはバルセロナの土曜日の予選セッションまでわからないだろう。でも、新しいパーツによって僕たちが前進したのは確かだ。ムジェロの3日目の終わりにフェルナンドが試したパーツはより多くのパフォーマンスを生み出していたし、さらに金曜日にカタロニアのトラックで評価する新しいパーツもある。全員が今回のこのカレンダーのブレークの間にムジェロで懸命に働いていたのは間違いないけど、他チームもマシンを開発している。以前に何度も言っていることだけど、常に真実なのは今だ。僕たちは、シーズン序盤に僕たちより速かったチームよりも大きく前進しなければならない。今シーズン、フィールドはとても接近しているし、マシンのかなり小さな変化でも大きな差を生む可能性がある。僕たちはすでにバーレーンまでにペースとマシンでタイヤを働かせる方法を改善していたので、マシンをより快適に感じていたし、より自信を感じていた。テスト以外ではマラネロでの時間に費やしていた。一日シミュレーターで過ごしたあと、僕のマシンに取り組んでくれているメカニックやエンジニア全員と夕食に行き、とても楽しい午後を過ごした。トラックだけでなく、そこから離れたよりリラックスした環境で彼らと一緒に過ごすのは素晴らしいことだ。今週の火曜日にはフェラーリが開催したジル・ヴィルヌーヴの没後30周年を祝うイベントのためにフィオラノのトラックに行ってきた。彼の息子ジャックが、彼の古いマシンの一台をドライブした。彼と僕は2005年にザウバーでチームメイトだったし、仲も良くて時々会っているんだ。あのような大切な日に彼が父親のマシンをドライブするのを見れて嬉しかった。テレビでジルを観るには僕はあまりに若かったけど、いろんな映像を見ている。ディジョンでのレースが最も有名だけど、それよりも僕は彼の驚くべきドライビングスタイルを見れるビデオが好きだった。僕は彼のマシンを走らせてはいないけど、数年前にフェラーリが60周年を祝うパーティを開催したときに、ニキ・ラウダのF1カーの一台を走らせた。メカニカルグリップは多いけど、実質的に空力ダウンフォースはないし、旧式のギアボックスでパワーも大きくて、とても素晴らしいかった。今日とは完全に異なるね。実際、その前日にファリーナが使っていたさらに古いマシンの一台を運転していた。真ん中にスロットルペダル、右側にブレーキがあってとても異なっていたし、かなり混乱したよ!今の話に戻すと、バルセロナでのレースを楽しみにしている。良い思い出がある場所だ。2007年は素晴らしいレースができたし、1コーナーの進入でフェルナンドとのビックファイトがあった。そこからグランプリに勝っていった。次の年も2位でフィニッシュできた。もちろん、あらゆるテストを考えれば、全てのF1ドライバーが他よりも多くの時間走っているトラックだけど、寒かったり、暑かったり、ウェットだったりと毎回違うし、気温のわずかな違いがマシンの挙動に大きな影響を及ぼすことがあるので、決して知ることはできない。今年はその2年で達成した結果に近づけることを願っている。少なくとも次に繋げる正しい方向性を得たい。