マルシャは、ジュール・ビアンキの契約と2014年のフェラーリとのエンジン契約とは無関係だと述べた。マルシャは、スポンサー問題のあったルイス・ラジアとの契約を解除し、フェラーリの育成ドライバーであるジュール・ビアンキと契約した。現在のマルシャのエンジンパートナーであるコスワースは、2014年もエンジン供給を継続するとは考えられておらず、マルシャは来年にむけて新しいエンジンパートナーを探していることを認めている。
だが、マルシャのスポーティングディレクターを務めるグレアム・ローデンは、単純に手に入れられるなかの最高のドライバーとしてジュール・ビアンキを選んだと述べた。「全てのチームと同じく、我々のチームでもエンジンに関する議論は行われているが、全てのサプライヤーとだ」「今回は、良い将来があると思っている若手ドライバーを起用する大きなチャンスだ」だが、グレアム・ローデンは、ジュール・ビアンキの起用がフェラーリとの関係を発展させることに役立つと考えていることを認めた。フェラーリは、エンジン顧客の数を維持したいと考えているが、トロ・ロッソは来年ルノーエンジンに変更するとみられている。ジュール・ビアンキとの契約が、フェラーリとの提携ンの可能性を高めてくれると感じてるかと質問されたグレアム・ローデンは「妨げにはならないと仮定するだろうが、彼をクルマに乗せようという考えにとって重要ではなかった」昨年フォース・インディアのリザーブドライバーを務めたジュール・ビアンキは、フォース・インディアが、エイドリアン・スーティルとの契約を発表するまでシートを争っていた。グレアム・ローデンは、ジュール・ビアンキとの遅い契約は問題にはならないと考えている。ジュール・ビアンキは、メルボルンでの開幕戦までマルシャのマシンを走らせるチャンスは1.5日しかない。「彼がそのような体系化された背景を持っていることは魅力的だ」とグレアム・ローデンはコメント。「彼は速いのは明らかだし、よく準備されている。シーズンはまもなくスタートするが、彼を慌てさせることはまったくないと思っている」「最近、彼に走行時間があったことは役に立つだろう」