スペイン自動車連盟は、重傷を負ったマリア・デ・ヴィロタの事故の原因を究明することに協力すると誓った。マルシャのテストドライバーを務めるマリア・デ・ヴィロタは、3日(火)にダックスフォード飛行場で実施された直線テストでチームトラックに衝突。顔と頭部に重傷を負い、病院で治療を受けている。
マリア・デ・ヴィロタは、事故後しばらく意識不明だったと報じられていたが、マルシャは彼女が病院で意識を取り戻したことを発表している。スペイン自動車連盟のカルロス・グラシア会長は「今、重要なことはマリアの健康状態だけだ。その意味でも我々は最大の思慮分別と敬意を求めたい」と AS にコメント。「ここ数時間で多くのことを耳にしているが、このような重大な件について推測はあってはならない」スペインの報道では、マリア・デ・ヴィロタは頭蓋損傷のために緊急手術を受け、その後、意識を取り戻し、手足も動かせるという。「私は家族から直接情報を得ている。今、我々に言えることは正確な予測が得られるまでにはまだ長くかかるということだけだ」またカルロス・グラシアは、事故の状況を把握するための協力をすでに開始したことを明らかにした。「我々は、今回のテストで何が起こったのかを知るために全ての情報を開示するようFIAに依頼した」「マルシャチームにもイベントに対する見解を提供してほしい」「今、肝心なことはマリアの回復だと主張するが、我々は何が起こったのかを知る必要もある。特にこのようなことが繰り返されないように必要な処置をとるためにもね」ジャーナリストのトム・ケアリーは、不慣れなマリア・デ・ヴィロタが、マルシャのアンチストール・システムでミスをしたのではないかと推測している。
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