関口雄飛が、7月5〜7日にオランダで開催されるマスターズF3に参戦することが決定。11月に行なわれるマカオGP国際F3参戦も視野に入れた、F3世界一へのチャレンジとなる。今年、SUPER GTのGT500クラスで本山哲選手と組み、カーナンバー1のREITO MOLA GT-Rを走らせる関口雄飛は、2011年のF3世界一決定戦マカオGPに参戦し、積極果敢な走りで優勝争いを展開しつつ、惜しくも4位で終えていた。
しかし、そのパフォーマンスは高く評価され、今シーズンの日本のレース日程と重複しない国際F3レース2大会への出場を欧州のチームと関係者から打診され、関口雄飛も前向きに検討し、今回の契約を結んだ。今回の関口雄飛の挑戦は、ドイツの名門「ミュッケ・モータースポーツ」と、イタリアの名門「ユーロ・ノヴァ」とのコラボレーションとなる。また若者の夢を応援する企業Plan Zは、この関口雄飛の果敢な挑戦を応援し、同業で親睦の深いニトロと共に今回の挑戦をサポートすることを決定した。■関口雄飛の出場予定大会大会名称:「RTL GPマスターズ・オブF3」開催日 :2013年7月5〜7日開催場所:オランダ/ザントフールトサーキットチーム :Kfzteil e24 ミュッケ・モータースポーツマシン :ダラーラF312メルセデス大会名称:「第60回マカオGP」開催日 :2013年11月14〜17日開催地 :マカオ/マカオ市街地サーキットチーム :Kfzteil e24 ミュッケ・モータースポーツマシン :ダラーラF312メルセデス関口雄飛「素晴らしいチャンスを与えてくださったkfzteile24ミュッケ・モータースポーツとチーム代表のペター・ミュッケ氏、今回のプロジェクトに関して取りまとめてくださったユーロ・ノヴァに感謝致します。今年はSUPER GTで念願のGT500クラスにステップアップさせて頂きましたが、ドライバーとしてはまだ発展途上です。本来であればライバルと同じようにSUPER GTに加えてスーパーフォーミュラ(SF)に参戦し、自分の速さをさらに鍛え上げる必要がありますが、SF参戦のハードルはとても高くまだ実現できていません。その意味では、今回の国際F3レース2大会への出場は、自分に足りない経験を積む絶好のチャンスです。自分の意思を尊重してくださった日産自動車株式会社さま、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社さまには大変感謝しています。僕の国際F3レースは、国内レースに参戦するドライバーの物差しになります。ぜひよい結果を残し、日本人でもヨーロッパで十分戦えるところを見せたいですね。そうすれば僕より若いドライバーが、ヨーロッパの舞台で世界中から集まった強豪に挑もうと考えてくれるかもしれません。おそらくファンの皆さまの多くは、アグレッシブなレースを期待されていると思います。その期待を裏切らない“僕らしい”走りを披露するつもりですので、応援よろしくお願いします。最後になりましたが、突然の参戦にもかかわらず今回の挑戦をサポートしてくださった株式会社Plan Zの門谷聡社長と、門谷社長のご友人のニトロ株式会社の山下社長の気持ちに大変感謝しております。若手ドライバー育成に力を入れるPlanZのサポートに恥じない走りを必ず見せて、僕に続くドライバーたちの夢をつないでいきたいと思っています」門谷聡 (株式会社Plan Z 代表取締役)「弊社のレースマネジメント部門である有限会社ランブラスから、関口雄飛選手を紹介され、今回のサポートに至りました。関口選手は非常に速く、貪欲に夢を追い求めるドライバーです。F3世界一になって、できればF1まで行ってもらいたいと思いますし、それに値する才能あるドライバーだと信じております」山下修司 (ニトロ株式会社 代表取締役)「子供の頃からモータースポーツが好きだった自分が、関口雄飛選手に出逢い、その挑戦を応援できるのは、素晴らしい縁だと思います。世界に挑戦して勝ちたいという彼のレーサー魂に心を打たれました。勝利を信じて応援しております」
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