ロータスは、ルノーに待遇を改善するよう要求したという。Auto Motor und Sport によると、ロータスは、これまでエンジン供給元のルノーから2番目、時には3番目の扱いしか受けていなかったという。F1中国GPの週末、ロータスには最新バージョンのV6ターボパワーユニットがルノーから届けられた。
しかし、レッドブルとトロ・ロッソは、2週間前のF1バーレーンGPでそのバージョンを使用していた。Autosprint は、ロータスがバーレーンでそのユニットを使えなかったのは、E22に“それ以外の技術的な問題”があったためだ報じたが、そこにはもっと複雑な事情があるようだ。 Auto Motor und Sport によると、ルノーはメルセデスと比較してV6プログラムに半分の投資しかしておらず、最新バージョンのパワーユニットを全てのカスタマーチームに供給するためのパーツを製造できなかったという。「非公式ではあるがワークスチームであるレッドブルが最高のサービスを受けている」と同紙は説明。レッドブルは、ルノーがパワーユニットに抱えていた問題を解決のために姉妹チームのトロ・ロッソを引き入れており、それによってトロ・ロッソも“機会があるたびに改良型エンジンの恩恵を受けることがあった”と同紙は付け加えた。そのため、ロータスの使用するエンジンが、レッドブルの最新版と比較して30馬力ほど劣っていたこともあったという。「ロータスは警報を発し、レッドブルと対等に扱うようルノーに要求している」とシュミットは述べた。レッドブル側は、タイトルスポンサーのインフィニティがエンジン開発に投資していることを理由に立場を守ろうとしたというが、来月のF1スペインGPからロータスは平等の扱いを受けることになったという。ロータスのアラン・パーメインは「我々がクルマから望み通りのパフォーマンスを引き出せるようになるのは時間の問題だ」と述べた。
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