USF1と2010年のレースドライバー契約を結んだホセ・マリア・ロペスは、3年前にヨーロッパのレース界を退いたあと、F1に参戦するチャンスを得られるとは期待していていなかったと認めている。ホセ・マリア・ロペスは、フォーミュラ・ルノーV6シリーズ(現在のフォーミュラ・ルノー3.5)のチャンピオンを獲得し、ルノーF1チームのテスト兼リザーブドライバーを務めながらF3000やGP2に参戦していた。
しかし、2006年末でルノーのポジションを失ったロペスは、その後は母国アルゼンチンに戻り、ツーリングカーレースでチャンピンを獲得した。「3年前にヨーロッパから帰ってきたとき、再びこのようなチャンスを得られるとは想像できなかった」とホセ・マリア・ロペスはロイター通信にコメント。「F1に参戦することがどれくらい難しいことかはわかっている」「結果、その他の多くのものが同時に起こったことを神に感謝しなければならない。5つの新チームが加わったことで、手に入れられるシートが多くなった」ホセ・マリア・ロペスは、数年間シングルシーターのレースから離れたこと、チームがゼロからスタートすることで、2010年はタフになるだろうと認めている。しかしロペスは、USF1には同じ新チームであるロータス、ヴァージン、カンポスを打ち負かすことができる能力があると考えている。「新しいドライバー、ゼロから始まる新しいチームなど、多くのことが新しいので、目標を設定することは難しい」「僕たちは忍耐強くなければならないし、チームで働く人々を信頼しなければならない。現時点での目標は、新チームの前にいることだ」