セバスチャン・ローブは、2016年にチームオーナーとしてWRCに復帰する。4年間、WTCCを含めた様々なサーキットレースに参戦したセバスチャン・ローブ・レーシングは、2016年にジュニアWRCでラリー活動を行う。9度のWRCチャンピオンであるセバスチャン・ローブは、コドライバーのダニエル・エレナ、長年のビジネスパートナーであり友人のドミニク・ハインツとともに活動を監督する。
セバスチャン・ローブ・レーシングは、シトロエン CエリーゼでのWTCCでの活動は継続するが、セバスチャン・ローブは、自分の名前を有名にしたラリーへの参戦は回避不可能だったと認めた。「チームがラリーに関与するのは運命だった」とセバスチャン・ローブは述べた。「我々はまず、主にトラックで競技をすることに決めた。そこが自分のキャリアを進めていく場所だったからだ。だが、いつかラリーが議題になることはわかっていた」「ただ、そうすることを急ぐ必要はなかった。必要な要素が揃うまで待たなければならなかった」「ラリーは、ドミニク、ダニエル、そして、私にとってもちろん非常に特別だ。全てが始まった場所だし、我々が素晴らしい瞬間を味わった場所だ。チームとともに素晴らしい経験ができることを期待している」「ジュニアWRCは自然な選択だった」「若手ドライバーをサポートし、彼らを輝かせて、有名になる可能性を与えるチャンピオンシップだ」「ほぼ15年前、自分自身もそのステージにいた。我々はとても熱心だ」ドミニク・ハインツは、WRCにセバスチャン・ローブの名前が戻ることは、刺激的なことだと認める。「我々はしばらくそれについて考えていた。そして、今がそれをする適切な時間だと感じた」「チームはトラックで成長を続け、いつくかのレースプログラムで再び勢いをつけていく。そのひとつがWTCCだ」「だが、ラリーは我々の遺伝子のなかにある。我々にとって完全に意味のあることであり、それが2016年に現実になることを本当に嬉しく思っている」「我々はなんとかこのジグソーパズルをまとめることができた。それは本当にとても自然に起こった」セバスチャン・ローブ・レーシングは、来年初旬に2016年のWRCプログラムの詳細を発表するとみられている。一方、セバスチャン・ローブは、プジョーでダカール・ラリーに初参戦するためにブエノスアイレスへと移動している。
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