9度のWRCチャンピオンであるセバスチャン・ローブは、F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンのチーム『X44』と契約し、2021年にエクストリームEに参戦することが決定した。エクストリームEは、2021年に初シーズンが開幕する新しい電動オフロードシリーズ。男性1名と女性1名で構成される8チームが、ブラジル、グリーンランド、ネパールなど、気候変動の影響を受けた世界の極端な地形を電動SUVで競争する。
セバスチャン・ローブは、ルイス・ハミルトンが設立した『X44』でダカールラリーのドライバーであるクリスティーナ・グティエレスと組んで2021年にスタートするエクストリームEの開幕シーズンに参戦する。エクストリームEには、注目のドライバーが関与しており、ルイス・ハミルトンの元チームメイトであるニコ・ロズベルグも自らのチームを設立。また、ダカールラリーのチャンピオンであるカルロス・サインツSr.も自身のチームから参戦する。2回のDTM(ドイツツーリングカー選手権)のチャンピオンであるマティアス・エクストローム、3度の世界ラリークロスチャンピオンであるヨハン・クリストファーソンの参戦も決定されている。エクストリームEのレギュレーションでは、各チームは1人の男性と1人の女性のドライバーを起用する必要があり、26歳のスペイン人ラリーレギュラーのクリsyチャン・グティエレスが2021年のX44チームのラインナップを完成させる。「セバスチャンとクリスティーナをX44に迎えることができてうれしい」とルイスハミルトンは語った。「彼らは両方とも素晴らしいドライバーであり、各レースで彼らが何をするのかを楽しみにしている」「クリスティーナは素晴らしい未来がある次の才能だ。セバスチャンは僕が長年尊敬してきたドライバーだし、彼らを乗せることをとても誇りに思い、興奮している」エクストリームEドライバーとして発表されたセバスチャン・ローブは「チームX44に参加することは、僕が好きなこと、つまり、レースを続ける機会だ。電気自動車での競争を楽しみにしている。最近、マシンを運転するチャンスがあったけど、信じられないほどだった」「クリスティーナは素晴らしいドライバーだ。彼女とパートナーを組み、一緒に何ができるかを見るのが待ち切れない。ルイスがF1で行っていることに本当に感銘を受けているし、彼と一緒に仕事ができることは名誉なことだ」ドニントンパークでセバスチャン・ローブとともに最近のマシンのテストに参加したクリスティーナ・グティエレスは「私にとって非常に重要な気候危機への意識を高める機会を得るだけでなく、2人のヒーローと仕事をする機会でもあります」とコメント。「セバスチャン・ローブは史上最も素晴らしいラリードライバーなので、彼とパートナーを組むことができて本当にうれしいです。たくさんのことを学びたいと思っています」「私はF1の大ファンで、ルイスのレースを何年も見てきたので、彼のチームに参加するように頼まれたのは夢の実現です。最近初めてマシンに乗ったのですが、とてもいい経験になりました。各レースで何ができるのか楽しみです」