F1 CEOのステファノ・ドメニカリは、2026年から始まるApple TVとの新たな提携について、アメリカにおいてF1を「文化の一部」にしたいというビジョンを明らかにした。Apple TVは2026年から、ESPNに代わってアメリカ国内におけるF1の放送を担い、同国での独占放送パートナーとなる。
ロサンゼルスで行われたプレスデーで、Appleのサービス担当上級副社長であるエディ・キューとともに登壇したドメニカリは、F1とAppleのパートナーシップが「アメリカのファンに向けて、Apple TVを通じて我々のスポーツを発信する」ものになることを期待していると説明した。「これは情熱と決意を持って取り組む、美しい機会だ。我々は粘り強い存在だからだ」とドメニカリはF1.comを通じて語った。「私はいつもエディにこう言ってきた。我々には夢があるが、それは単なる夢以上のものだ。ファンに対する義務でもある。スポーツを発展させ、F1がここアメリカで文化の一部になっていくことを確実にする義務だ。アメリカで愛されているスポーツやビジネスへの敬意は十分に払っているが、我々の夢は、いつの日かスーパーボウルやNBA、MLSを追いかけるために目覚めるだけでなく、F1のためにも目覚めるようになることだ。それを我々は一緒に実現していく」AppleとF1のパートナーシップは、映画『F1』の成功を受けて実現したものでもある。このApple Original Films作品には、ブラッド・ピット、ダムソン・イドリス、ハビエル・バルデム、キム・ボドゥニア、ケリー・コンドン、トビアス・メンジーズが出演し、監督はジョセフ・コシンスキー、プロデューサーはジェリー・ブラッカイマーが務めた。この豪華キャストに加え、2023年および2024年シーズンの実際のF1ドライバーたちも出演しており、7度の世界王者であるルイス・ハミルトンはエグゼクティブ・プロデューサーも務めた。2025年6月の公開以降、この映画は世界興行収入で6億3000万ドルを超え、アワードシーズンを通じて成功を続けている。直近では、サウンドトラックに収録されているクリス・ステイプルトンの楽曲「Bad As I Used To Be」がグラミー賞を獲得した。