リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、レッドブルが2026年ラインアップ発表を控える中、自身がF1グリッドで長期的に生き残るための“秘密”を見出したと語った。ローソンは現在、2026年のレッドブル系4枠を巡る争いの中におり、実質的にアイザック・ハジャー、角田裕毅、アービッド・リンドブラッドと1つのレーシングブルズ残留枠を争っている。
2025年の活躍と今後のシート争い2025年はローソンにとってF1での初フルシーズン。序盤はレッドブルで開幕したものの2戦後にレーシングブルズへ配置転換となった。しかしその後の走りは印象的で、6度のポイント獲得と通算36ポイント、アゼルバイジャンGPでは自己最高の5位入賞、予選3番手というキャリアベストを記録した。レッドブルの2026年体制については、ハジャーがフェルスタッペンのチームメイトに昇格すると見られ、リンドブラッドもF1デビューが確実視されているため、ローソンと角田裕毅の間でレーシングブルズの最後の1枠を争う構造となっている。「最初の1年が最重要」ローソンの自己分析ローソンは自身の立場について、F1で長く生き残るための本質は“初年度をどう乗り切るか”にあると語る。「F1での最初の年が一番重要だ。そこで成長するか、このスポーツに残れるかが決まるんだ。多くのドライバーは数シーズン続けて残るというより、1〜2年でシートを失うことが多い」とローソンはRacingNews365を含むメディアに語った。「数年の契約を得れば価値あるドライバーになれる」ローソンは続ける。「一度数年契約の座を確保すれば、価値あるドライバーとして認識される。そこに到達することが重要で、特にこのチーム、レッドブル環境では昔からそうだ。だから自分の将来が分からない状況は別に新しいものじゃない」「もちろん安心感が欲しいけど、自分はずっとこのプレッシャー環境でやってきた。だからこれが自分にとって普通なんだ」