レッドブル傘下のリアム・ローソンが、来季以降のF1シート維持に向けて「ポイントを取るだけ」と明確な指示を受けていることを明かした。今季序盤にレッドブルからレーシングブルズへ降格したローソンだが、近戦では安定した走りを見せている。コンストラクターズ選手権6位争いの渦中にあるチームの目標達成が、自身の将来にも直結していると語るローソン。シート争いが激化する中、結果で存在感を示すしかない状況だ。
リアム・ローソンは、グランプリ初のフルシーズン参戦を迎えたが、開幕からわずか2戦後の第3戦前にレッドブルからレーシングブルズへと降格。しかしその後、堅実なパフォーマンスを見せている。ローソンはここまで2度のトップ6フィニッシュを記録しており、アゼルバイジャンGPではキャリア最高位となる5位を獲得した。一方、シンガポールでは不調に終わり、プラクティスで2度クラッシュした末に決勝では15位に終わった。2026年のレーシングブルズのシート候補には、角田裕毅、アイザック・ハジャー、アービッド・リンドブラッド、そして元マクラーレン・ジュニアのアレックス・ダンらが名を連ねている。シートを守るためにどのような指示を受けているか尋ねられたローソンは、率直にこう答えた。「特にこれといったものはない。ただ、ポイントを取っていいレースをすることだけだ」とローソンはF1シンガポールGP前にRacingNews365などのメディアに語った。「一番大事なのはポイントを取ることだ。僕たちはコンストラクターズ選手権で6位争いをしていて、チームはそこにすごく集中している」「もしそれを達成できれば、おそらく僕は自分の仕事を果たしたことになるだろう」「広い視点で見れば、僕の目標はたぶんそこだと思う。マシンに乗るたびにその力を最大限引き出し、できるだけ多くのポイントを取ることだ」